注文住宅で予算オーバーする原因とは?削れる・削れない点の見極め方

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注文住宅で予算オーバーする原因とは?削れる・削れない点の見極め方

注文住宅の計画中に、当初の見積もりから予算オーバーしてしまうことは珍しくありません。
その原因を正しく理解し、どこを削るべきか、いくら削減できるのかを知ることが、理想の住まいを実現する鍵となります。

この記事では、予算オーバーの主な原因から、賢くコストを削るための具体的なポイント、そして後悔しないために削ってはいけない重要な点までを詳しく解説します。

もくじ

この記事でわかること

  • 希望の追加や諸費用の見落としといった予算オーバーの主な原因
  • 建物の形状や設備のグレード見直しなど、賢く費用を削るための具体策
  • 住宅の性能や安全性に関わる、後悔しないために削るべきでないポイント

注文住宅で予算オーバーは当たり前?平均額と陥りやすい人の特徴

注文住宅の建築において、予算オーバーを経験する人は少なくありません。調査によると、約7割の人が当初の予算をオーバーしているというデータもあります。 予算オーバーの平均額は243万円程度という報告や 、100万円から300万円程度の超過が比較的多い傾向にあり 、中には500万円以上、こだわりが強い場合や計画が不十分なケースでは1,000万円以上超過することもあります。 いくらまでなら許容できるか、あらかじめ上限を決めておくことが重要です。

特に、家づくりに対する理想が高い、情報収集が不十分で諸費用を把握していない、資金計画に予備費を設けていないといった特徴を持つ人は予算オーバーに陥りやすい傾向があります。

なぜ?注文住宅の費用が予算オーバーする5つの主な原因

注文住宅の費用が予算を超えてしまう背景には、いくつかの共通した原因が存在します。
希望を詰め込みすぎることによるオプションの追加や、建築費以外にかかる諸費用の見落としなどが代表例です。
ここでは、特に多くの人が陥りがちな5つの原因を掘り下げて解説します。

ご自身の状況と照らし合わせながら、予算管理の参考にしてください。

①希望やオプションの追加で費用が積み重なってしまう

家づくりを進める中で、キッチンや内装、住宅設備などへのこだわりが強まり、より高グレードなオプションを追加していくことが予算オーバーの大きな原因となります。
最新のシステムキッチンや無垢材のフローリングなど、一つひとつの追加費用は少額に感じられても、最終的に積み重なることで、当初の予算を大幅に超える金額になってしまいます。
注文住宅のこだわりポイントについては「注文住宅のこだわりポイントと優先順位」で詳しく紹介しています。

②建築本体工事以外の「諸費用」を予算に含めていない

注文住宅の総費用は、建物の工事費だけではありません。
全体の2〜3割を占める「付帯工事費」と「諸費用」を見落としていることが、予算オーバーの一般的な原因です。
外構工事や給排水管の引き込み工事などの付帯工事費、登記費用や火災保険料、住宅ローン手数料といった諸費用を当初の予算に含めていないと、計画が大きく狂ってしまいます。
注文住宅の諸費用については「注文住宅の諸費用の発生時期と追加費用」で詳しく紹介しています。

③土地と建物の予算配分が適切でない

土地探しから家づくりを始める場合、土地の購入に予算をかけすぎてしまい、肝心の建物に充てる費用が不足するケースがあります。
駅からの距離や周辺環境など、理想の土地を優先した結果、希望の間取りや仕様を諦めざるを得なくなるのです。
土地と建物の適切な予算配分を計画の初期段階で決めておかないことが、予算オーバーや計画見直しの原因となります。

④地盤改良など想定外の追加工事が発生する

土地を購入して地盤調査を行った結果、地盤が軟弱で改良工事が必要になることがあります。
古い家屋の建て替えの場合、解体時に地中からコンクリートガラなどの埋設物が見つかり、その撤去費用が発生することも少なくありません。
こうした想定外の追加工事は、数十万から数百万円の出費になることもあり、予備費を設けていないと予算オーバーの直接的な原因になります。
戸建ての建て替え費用については「戸建ての建て替え費用が跳ね上がる要因」で詳しく紹介しています。

⑤そもそも当初の資金計画に無理がある

金融機関が提示する住宅ローンの借入可能額を、そのまま家づくりの予算上限と設定してしまうと、無理な資金計画になりがちです。
現在の収入や子どもの教育費、老後の資金といった将来のライフプランを考慮し、月々無理なく返済できる額から総予算を算出しないと、入居後の生活を圧迫する原因になります。
背伸びした資金計画は避けるべきです。

【賢くコストダウン】注文住宅で費用を削れるポイント7選

予算オーバーしてしまった場合でも、ポイントを押さえて見直しを行えば、賢くコストダウンを図ることが可能です。
家の満足度を大きく下げることなく、効果的に費用を調整する方法はいくつか存在します。
ここでは、設計の工夫から設備の選び方まで、実践しやすいコストを削るための具体的なポイントを7つ紹介します。
ハウスメーカーで費用を抑える方法については「ハウスメーカーの費用を抑える方法」で詳しく紹介しています。

①建物の形を凹凸の少ないシンプルな形状にする

建物の形状は、凹凸が多い複雑なデザインよりも、正方形や長方形からなる「総2階建て」のようなシンプルな形にすることで、コストを大きく削減できます。
外壁の面積や角の部分が少なくなるため、使用する材料や施工の手間が減り、基礎工事や屋根工事の費用も抑えられます。
設計段階で形状を工夫することが、費用を削るための有効な手段です。

②廊下や間仕切りを減らして延床面積を最適化する

コストダウンの基本は、建物の延床面積を小さくすることです。
廊下や通路のスペースを最小限にし、リビング階段を採用したり、LDKを一体化させたりすることで、生活空間の広さを保ちながら延床面積を削減できます。

不要な間仕切り壁を減らすことも、材料費や工事費を削ることにつながります。
本当に必要な広さかを見直してみましょう。

③キッチンや浴室など水回りの設備を1階に集約する

キッチン、浴室、洗面所、トイレといった水回りの設備を、なるべく近い位置に集約して配置すると、給排水管の配管距離を短くできます。
特に、1階と2階に水回りを分散させると配管が複雑になりコストが上がるため、可能な限り1階にまとめるのがおすすめです。
これにより、配管工事の費用や材料費を効率良く削ることが可能です。

④住宅設備のグレードを標準仕様に見直す

システムキッチンやユニットバス、トイレなどの住宅設備は、最新・最高グレードのものを選ぶと価格が跳ね上がります。
特にこだわりたい部分以外は、ハウスメーカーや工務店が標準仕様として設定している製品を選ぶことで、大幅に費用を削ることが可能です。
多機能な設備が本当に必要か、優先順位をつけて見直しましょう。

⑤こだわりの少ない部屋の内装材はコストを抑える

家族や来客が多くの時間を過ごすリビングにはこだわりの壁紙や床材を使い、子ども部屋や寝室、納戸といったプライベートな空間は標準仕様のシンプルな内装材を選ぶなど、部屋ごとにメリハリをつけることでコスト調整が可能です。
すべての部屋を最高級の仕様にするのではなく、使用頻度や重要度に応じて費用を削ることを検討します。

⑥外構工事の優先順位を下げてDIYも検討する

外構工事は、家が完成してからでも手をつけることが可能です。
新築時には駐車場や門柱、アプローチなど、生活に最低限必要な部分だけを業者に依頼し、ウッドデッキや植栽、フェンスなどは住みながらDIYで少しずつ仕上げていくのも一つの方法です。
一度にすべてを完成させようとせず、優先順位をつけて費用を削ります。

⑦エアコンや照明器具は施主支給で費用を抑える

エアコンや照明器具、カーテンなどを自分で購入し、施工会社に取り付けのみを依頼する「施主支給」を利用すると、費用を抑えられる場合があります。家電量販店のセール品やインターネット通販などを活用することで、ハウスメーカーの提示価格より安く調達できる可能性があります。

ただし、会社によっては対応不可の場合や保証対象外となることもあるため、事前に確認が必要です。

後悔しないために!注文住宅で削ってはいけない重要な3つのポイント

コストを削ることばかりに目を向けると、住み始めてから「やっぱりこうすれば良かった」と後悔する事態になりかねません。特に、建物の基本性能や安全性に関わる部分の費用を削減すると、将来的に大きな問題につながる可能性があります。

ここでは、長期的な視点で快適かつ安全な暮らしを確保するため、安易に削るべきではない3つの重要なポイントを解説します。

①住宅の断熱性・気密性|光熱費に直結する基本性能

断熱材のグレードを下げたり、性能の低い窓ガラスを選んだりして初期費用を削ると、夏は暑く冬は寒い家になり、冷暖房の効率が悪化します。結果として月々の光熱費が高くなり、長期的に見ると損をしてしまう可能性があります。

快適な室温を保ち、ランニングコストを抑えるためにも、断熱性や気密性に関わる費用は安易に削るべきではありません。

②耐震性・耐久性|家族の安全と家の寿命に関わる構造部分

建物を支える基礎や柱、梁といった構造部分や、耐震性能に関わる費用は、家族の安全を守る上で最も重要です。
また、外壁材や屋根材のグレードを下げると、メンテナンスの頻度が増え、将来的に修繕費用がかさむ原因になります。
後から変更するのが難しい構造部分の費用は削るべきではなく、家の寿命と資産価値を守るためにも十分な予算を確保しましょう。

③防犯対策|安心して暮らすためのセキュリティ設備

ピッキングに強いディンプルキーや防犯ガラス、録画機能付きのモニターインターホンといったセキュリティ関連の設備費用を削るのは避けるべきです。
家族が安心して暮らせる環境は何ものにも代えがたく、万が一の事態が起きてからでは後悔してもしきれません。

防犯設備は後から追加すると割高になることも多いため、新築時に計画的に導入することが望ましいです。

予算オーバーを防ぎ、理想の家づくりを進めるコツ

予算オーバーを未然に防ぎ、後悔のない家づくりを実現するためには、計画段階での入念な準備が不可欠です。
希望を整理し、利用できる制度を調べ、複数の選択肢を比較することが、最終的な満足度につながります。
ここでは、予算内で理想の家を建てるために押さえておきたい3つのコツを紹介します。

家づくりで実現したいことの優先順位を明確にする

家づくりを始める前に、家族でしっかりと話し合い、「絶対に譲れない条件」と「できれば実現したい条件」、「妥協できる条件」をリストアップしておきましょう。
優先順位が明確になっていれば、予算の制約から何かを諦めなければならない場面でも、スムーズに判断を下せます。

これにより、後から「あちらを優先すれば良かった」という後悔を防ぎます。

活用できる補助金や減税制度を事前に調べておく

国や自治体は、省エネ性能の高い住宅や子育て世帯向けの住宅に対して、さまざまな補助金制度を用意しています。
また、住宅ローン減税(控除)のように、入居後に税金が還付される制度も存在します。
これらの制度を最大限に活用することで、数十万円から数百万円単位で総費用を抑えられる可能性があります。

建築を依頼する会社に相談し、利用できる制度を事前に調べておきましょう。

複数の会社から相見積もりを取り比較検討する

1社だけの見積もりでは、提示された金額や工事内容が適正であるか判断するのは困難です。
必ず複数のハウスメーカーから同じ条件で見積もりを取り、詳細な項目まで比較検討することが重要です。
これにより、各社の強みや価格設定の違いが明確になり、コストパフォーマンスの高い、信頼できるパートナーを見つけやすくなります。

複数のハウスメーカー・工務店から家づくりプランを取り寄せて比較しよう

予算内で理想の注文住宅を建てるためには、複数の会社から具体的なプランの提案を受け、比較検討することが不可欠です。
各社の設計思想や得意な工法、コスト感覚を知ることで、自分たちの希望に最も合った一社を見つけ出せます。

しかし、一社ずつ住宅展示場を回ったり、資料請求をしたりするのは大きな手間と時間がかかります。
そこで、一度の入力で複数のハウスメーカー・工務店から家づくりプランを取り寄せられる一括提案サービスを活用すると、効率的に情報収集が進められます。
家づくりプランについては「無料の家づくりプランを比較検討」で詳しく紹介しています。

注文住宅の予算オーバーに関するよくある質問

ここでは、注文住宅の予算オーバーに関して、家づくりを検討している方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
平均でいくらくらいオーバーするのか、見積もりが予算を超えた場合にどこから見直すべきかなど、多くの人が抱える疑問を解消します。

注文住宅の見積もりが予算オーバーした場合、まずどこから見直すべきですか?

まずは削減額が大きくなりやすい、延床面積の縮小や建物の形状をシンプルにすることから検討しましょう。
次いで、住宅設備のグレードダウンや、優先順位の低い部屋の内装材を見直すのが効果的です。
どこを削るか判断に迷う場合は、ハウスメーカーに相談し、仕様変更で見積もりを再作成してもらうと良いでしょう。

予算オーバーしても、住宅の性能に関わる費用は削らない方が良いというのは本当ですか?

本当です。
断熱性や耐震性など、建物の基本性能に関わる部分の費用を削ると、光熱費の増加や安全性への不安、将来のメンテナンス費用の増大につながり、後悔する可能性が高いです。
後から変更することが困難な構造や性能に関する部分は、安易に削るべきではありません。

注文住宅の予算オーバーは平均でいくらくらいするものなのでしょうか?

注文住宅における予算オーバーの平均額は、300万円から500万円程度が一般的とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、個々の計画やこだわりによって金額は大きく変動します。
いくらまでなら許容範囲か、あらかじめ予備費として予算に組み込んでおくことが重要です。注文住宅における予算オーバーの平均額は、300万円から500万円程度が一般的とされています。 ただし、これはあくまで目安であり、個々の計画やこだわりによって金額は大きく変動します。 いくらまでなら許容範囲か、あらかじめ予備費として予算に組み込んでおくことが重要です。

ネットで複数社のプランを比較検討できる無料の「家づくりプラン依頼」サービスの強み

当社の「家づくりプラン一括依頼」サービスは、インターネット経由で複数社の家づくり提案をまとめて取り寄せ、比較検討することが可能。
住宅展示場に足を運ぶ時間がない方や、効率的に情報収集を進めたい方にとって、自宅にいながら手軽に最適なハウスメーカー・工務店を見つけられる点が大きな強みです。

自宅にいながら複数社のプランを一括で請求できる手軽さ

簡単な入力フォームに必要な情報を一度入力するだけで、複数のハウスメーカーへ同時にプラン作成を依頼できます。
これにより、各社に個別に連絡を取ったり、何度も同じ説明をしたりする手間が省け、効率的に比較検討の第一歩を踏み出せます。

忙しい毎日を送る方でも、手軽に理想の家づくりのための提案を集められます。

大手から地域工務店まで厳選された会社からの提案を受けられる

当サービスには、全国展開する大手ハウスメーカーから、地域に根差したきめ細やかな対応が魅力の工務店まで、独自の基準で厳選された優良企業が多数登録しています。
幅広い選択肢の中から、ご自身の希望や建築エリアの特性に合った会社からの提案を受けることができ、より満足度の高いパートナー探しが実現します。

資金計画から間取りまで家づくりの不安を専門家に相談できる

取り寄せたプランをもとに、気になるハウスメーカーの担当者と直接コミュニケーションを取ることが可能です。
無理のない資金計画や住宅ローンの選び方、具体的な間取りの調整など、家づくりに関するさまざまな不安や疑問を専門家に相談しながら解消できます。
複数の提案を比較することで、より具体的で建設的な相談が可能になります。

まとめ

注文住宅の予算オーバーは多くの人が直面する課題ですが、その原因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
建物の形状や設備などコストを削るべき点と、住宅性能や安全性など削ってはいけない点のメリハリをつけることで、後悔のない家づくりが実現します。
まずは複数の会社から見積もりやプラン提案を取り寄せ、自身の希望と予算に合った最適なハウスメーカーを見つけることから始めましょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。

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