モデルハウスの購入は、デザイン性の高い住宅を安い価格で手に入れるチャンスですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。販売される理由や価格の仕組みを理解し、注意点を押さえることで、後悔のない選択が可能です。
モデルハウスの購入で失敗しないための事例や注意点については「モデルハウスを購入して失敗?よかった事例と注意点」で詳しく紹介しています。
この記事では、モデルハウス購入のメリット・デメリット、価格が安い理由、そして購入前に確認すべきチェックポイントを詳しく解説します。
もくじ
この記事でわかること
- モデルハウスが特別価格で販売される理由
- 家具・家電付きの住宅にすぐ入居できるといったメリット
- 立地や間取りが選べないなどの購入時の注意点
- 後悔しないために確認すべき保証内容や建物の状態
そもそも販売されるモデルハウスとは?
販売されるモデルハウスとは、住宅展示場や分譲地などに、住宅メーカーが自社の住宅の魅力や性能をアピールするために建築した宣伝用の家のことです。
最新の設備やデザインが採用されており、来場者が見学することで、実際の暮らしを具体的にイメージしてもらう役割を担っています。
一定期間その役割を終えた後、家具や家電を含めて販売されるのが一般的です。
モデルハウスが特別価格で販売される理由
モデルハウスが通常の住宅よりも手頃な価格で販売されることがあるのは、いくつかの要因が考えられます。住宅メーカーは、モデルハウスを自社の建築技術やデザインを展示する場として利用し、集客やブランドイメージの向上に繋げています。また、一定期間展示されたモデルハウスは、展示期間の終了に伴い販売されることがあり、その際に価格が調整される場合があります。
モデルハウスを購入する4つのメリット
モデルハウスの購入には、価格面での魅力以外にも様々なメリットがあります。
最新の設備が整った住宅にすぐ入居できるだけでなく、プロがコーディネートした空間をそのまま手に入れることも可能です。ここでは、モデルハウス購入を検討する際に知っておきたい4つの主なメリットについて解説します。
新築物件よりお得な価格で購入できる
最大のメリットは、一般的な注文住宅や新築の建売住宅に比べて安い価格で購入できる点です。
建物本体だけでなく、プロが選んだ家具やデザイン性の高い照明、カーテン、エアコン、さらに外構工事まで全て含まれた価格で販売されるケースが多くあります。
個別に購入・依頼する手間と費用を大幅に節約でき、トータルコストを抑えることが可能です。
ハウスメーカーの費用を抑える方法については「ハウスメーカーが高いって本当?なぜ言われる?費用を抑える方法」で詳しく紹介しています。
プロが選んだ家具や最新設備が手に入る
モデルハウスは、住宅の魅力を最大限に伝えるために、インテリアコーディネーターなどの専門家が内装や家具をトータルでデザインしています。
そのため、統一感のあるおしゃれな空間をそのまま手に入れることが可能です。
また、建築時点での最新グレードのキッチンやバスルーム、省エネ性能の高い空調設備などが導入されている場合が多く、快適な生活をすぐに始められます。
実際の暮らしを具体的にイメージしやすい
完成済みの物件であるため、購入前に実際の建物を隅々まで確認できます。
図面だけでは把握しにくい部屋の広さや天井の高さ、生活動線、窓からの日当たりなどを具体的に体感することが可能です。
住宅展示場で何度も見学した家であれば、入居後の「イメージと違った」というギャップが少なく、納得した上で購入を決められる点は大きな利点です。
契約から入居までの期間が短い
モデルハウスは既に建物が完成しているため、注文住宅のように土地探しから設計、着工、完成まで数ヶ月から1年以上待つ必要がありません。
住宅ローンの手続きや各種契約が完了すれば、比較的早い段階で入居が可能です。
転勤や子どもの入学など、新生活を始める時期が決まっている人にとって、いつ入居できるか見通しが立てやすい点は魅力的なポイントです。
モデルハウス購入で注意したい4つのデメリット
モデルハウスの購入は多くの魅力的な点がありますが、事前に知っておくべきデメリットも存在します。建物の状態や立地、保証内容など、後から変更できない要素が多いため、購入を決める前にこれらの注意点を十分に理解しておくことが重要です。ここでは、モデルハウス購入における主なデメリットを解説します。
多くの人が見学したことによる傷や汚れがある
展示期間中、不特定多数の見学者が室内を出入りしているため、床や壁、建具などに細かな傷や汚れが付いている可能性があります。
誰も住んでいない「未入居物件」ではありますが、新品同様の状態ではないという点はデメリットです。
法的には新築として扱われる場合もありますが、実質的には中古物件に近いコンディションであることを理解し、内覧時に劣化具合をしっかり確認する必要があります。
土地の場所や方角は選べない
モデルハウスは既に特定の場所に建築されているため、購入者はその立地を受け入れるしかありません。
通勤や通学の利便性、スーパーや病院などの周辺環境、日当たりに影響する土地の方角などが、自身の希望条件と合致しない可能性があります。
住環境は生活の質に大きく影響するため、立地を選べない点は大きなデメリットとなり得ます。
間取りや内装を自由に変更できない
完成している物件を購入する場合、間取りや部屋の数、壁紙やフローリングの色といった内装デザインを契約後に自由に変更することは、一般的にはできません。最新の設備やデザインが魅力的であっても、自身のライフスタイルや家族構成に合わない部分がある可能性もあります。間取りの変更にはリフォームが必要となる場合があり、その内容によっては追加で費用がかかる点は考慮すべき点です。
保証期間が通常の新築より短い場合がある
住宅の保証は、建物の完成(引き渡し)時点から開始されるのが一般的です。
モデルハウスの場合、建築されてから販売されるまでに数ヶ月から数年が経過しているため、購入した時点で保証期間が既に進行しています。
その結果、実質的に受けられる保証期間が通常の新築住宅よりも短くなるというデメリットがあり、事前に保証の起算日と残存期間を確認することが不可欠です。
購入後に後悔しないためのチェックポイント
モデルハウスを買う決断をする前に、いくつか重要なチェックポイントがあります。
建物の状態から周辺環境、契約内容に至るまで、入念に確認作業を行うことで、購入後のトラブルや「こんなはずではなかった」という後悔を防ぐことが可能です。
モデルハウスを購入する際には、以下の点に注意して検討を進めましょう。
住宅の劣化状態を隅々まで確認する
多くの人が見学しているため、細かな傷や汚れは避けられません。
特に、フローリングや壁紙、水回りの設備、ドアノブ、窓の開閉部分など、人が頻繁に触れたり動かしたりする箇所は念入りにチェックしましょう。
新品ではない中古物件に近いという認識を持ち、どの程度の使用感なら許容できるか、冷静に判断することが大切です。
気になる点はリストアップし、補修の可否を担当者に確認してください。
保証内容と期間を事前に把握する
モデルハウスの購入で特に注意したいのが保証です。
建物の構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分に関する保証が、いつから開始されているのかを必ず確認します。
また、キッチンや給湯器などの設備に関するメーカー保証の残存期間も把握しておくべきです。
契約前に保証書の内容を詳しく説明してもらいましょう。
周辺環境や立地条件を詳しく調べる
モデルハウスの購入は、土地と建物をセットで手に入れることになります。
そのため、建物だけでなく、周辺の環境もしっかりと調査することが重要です。
平日と休日、昼と夜でそれぞれ現地を訪れ、交通量や騒音、街の雰囲気を確認します。
最寄り駅までの距離、スーパーや学校、病院といった生活施設の場所など、実際に暮らしていく上で不便がないか多角的に調べましょう。
付属する家具や家電のリストを確認する
モデルハウスは、展示されている家具や家電、照明、カーテンなどが価格に含まれていることが魅力の一つです。
しかし、どれが譲渡対象でどれが対象外なのか、思い込みで判断するのは危険です。
後々のトラブルを避けるためにも、販売価格に含まれる全てのアイテムをリストアップしてもらい、書面で明確にしておくことが重要です。
不要なものがある場合は、撤去してもらえるかどうかも確認しましょう。
複数の建築会社からあなただけの家づくりプランを取り寄せてみよう
モデルハウスの購入は魅力的な選択肢ですが、注文住宅で理想の住まいを追求する方法もあります。
複数の工務店やハウスメーカーから間取りプランや資金計画を取り寄せることで、各社の提案を比較検討でき、自身の希望に最も近い家づくりを実現するパートナーが見つかります。
まずは情報収集の一環として、オリジナルの家づくりプランを請求してみることをおすすめします。
家づくりプランの作成については「家づくりプラン作成」で詳しく紹介しています。
モデルハウスの販売に関するよくある質問
モデルハウスの購入を検討し始めると、価格や探し方、保証に関する疑問が浮かんでくるものです。
ここでは、多くの人が知りたいと感じるモデルハウス販売に関するよくある質問について、簡潔に解説します。
事前にこれらの点を把握しておくことで、よりスムーズに購入の検討を進められます。
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販売されるモデルハウスは、新築と比べてどのくらい安くなりますか?
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一概には言えませんが、土地・建物・外構・家具を含めた総額で、同等の仕様の新築注文住宅より1〜2割程度安い価格帯になるのが一般的です。広告宣伝費として建築費が一部賄われているため、お得な価格設定が可能になります。
ただし、立地や建物のグレードによって割引率は変動するため、相場はあくまで目安とお考えください。 -
販売中のモデルハウスはどのように探せばよいですか?
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ハウスメーカーや工務店の公式サイトで「モデルハウス販売」や「分譲住宅」のページを確認するのが最も一般的です。
また、SUUMOなどの不動産ポータルサイトで検索するのも効率的です。
気になる住宅展示場へ直接足を運び、スタッフに販売予定のモデルハウスがないか尋ねてみると、公開前の情報を得られる可能性もあります。
高級モデルハウスの探し方については「高級・ラグジュアリーのモデルハウス一覧」で詳しく紹介しています。 -
モデルハウスを購入した場合の保証はどうなりますか?
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法律で定められた新築住宅の保証(瑕疵担保責任保険など)が適用されるのが一般的です。
ただし、保証期間は建物が完成した日から始まるため、モデルハウスの購入時点では既に保証期間が数ヶ月〜1年程度経過している点に注意が必要です。
契約前に保証の起算日と残存期間を必ず確認してください。
無料の家づくりプランが選ばれる理由
理想の家づくりを始めるにあたり、複数の工務店やハウスメーカーの提案を比較することは非常に重要です。無料の家づくりプラン請求サービスは、時間や手間をかけずに、自分に合ったハウスメーカーを見つけるための有効な手段として多くの方に選ばれています。
その具体的な理由について解説します。
自宅から複数社のプランをまとめて比較検討できる
一度の入力で、複数のハウスメーカーや工務店にオリジナルの家づくりプラン作成を依頼できるため、一社ずつ問い合わせる手間が省けます。
住宅展示場を回ることなく、自宅にいながら各社の間取りプランや資金計画をまとめて取り寄せられます。
それぞれの提案をじっくり比較検討することで、客観的な視点でハウスメーカーを選ぶことが可能です。
土地探しから資金計画までトータルで相談可能
家づくりは、建物の設計だけでなく土地探しや資金計画も同時に進める必要があります。
家づくりプランの請求サービスでは、まだ土地をお持ちでない方への土地情報の提供や、ライフプランに合わせた無理のない資金計画の相談にも対応しています。
家づくりに関するあらゆる不安を、専門知識を持つ工務店やハウスメーカーにトータルでサポートしてもらえます。
厳選されたハウスメーカー・工務店だから安心して家づくりを進められる
サービスに登録しているのは、大手ハウスメーカーから地域に根差した実績豊富な工務店まで、一定の基準をクリアした優良なハウスメーカー・工務店です。
家づくりはハウスメーカーと長く付き合っていくことになるため、信頼できるパートナー選びが何よりも重要です。
厳選された会社の中から比較検討できるため、安心して相談し、理想の家づくりを進めることができます。
大手ハウスメーカー9社の比較については「結局ハウスメーカーはどこがいい?大手人気9社のランキングと選び方」で詳しく紹介しています。
まとめ
モデルハウスの購入は、デザイン性の高い住宅をお得な価格で手に入れ、早期入居が可能な魅力的な選択肢です。
しかし、立地や間取りが選べない、建物に傷や汚れがある、保証期間が短い場合があるといったデメリットも存在します。
メリットとデメリットの両方を十分に理解し、住宅の劣化状態や保証内容などのチェックポイントを確認した上で、自身のライフスタイルに合っているか慎重に判断することが重要です。
この記事の編集者
メタ住宅展示場 編集部
メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)




