【初心者向け】家づくりの進め方|全11ステップの流れを徹底解説

更新日:
【初心者向け】家づくりの進め方|全11ステップの流れを徹底解説

注文住宅を建てたいと思っても、何から手をつけて良いかわからず、不安を感じていませんか。
この記事を読めば、家づくりの開始から入居までの全ステップを理解し、現在の自分が次にどのアクションをとればよいか判断できるようになります。
家づくり全体の流れや手順を把握して、後悔のない家づくりを実現しましょう。

この記事でわかること

  • 家づくりの構想から入居までの全ステップ
  • 理想の家を具体化するための初期計画の立て方
  • 土地探しと建築会社選びを成功させるポイント
  • 予算オーバーや設計ミスなど、各工程での注意点

【全11ステップ】家づくり開始から入居までの完全ロードマップ

家づくりは、構想から入居まで多くの手順を踏む必要があります。
全体の流れは、いくつかのステップで構成されています。
まず理想の暮らしをイメージし、資金計画を立てるところからスタートします。
その後、土地探しと建築会社の選定を並行して進め、具体的なプランニングへと移ります。
プランが固まったら契約を結び、住宅ローンの手続きを経て、いよいよ着工です。
工事完了後は検査と引き渡しを行い、新生活が始まります。
この全工程を理解することが、計画的な家づくりの第一歩です。

  • ステップ1:理想の暮らしをイメージして家づくりの方向性を決める
  • ステップ2:資金計画を立てて全体の予算を把握する
  • ステップ3:土地を探して購入を申し込む
  • ステップ4:依頼する建築会社を選定する
  • ステップ5:建築会社に間取りや設備のプラン作成を依頼する
  • ステップ6:最終的な見積もりを確認して建築工事請負契約を結ぶ
  • ステップ7:金融機関に住宅ローンの本審査を申し込む
  • ステップ8:内外装や住宅設備の詳細な仕様を決定する
  • ステップ9:着工から上棟までの工事工程を確認する
  • ステップ10:建物が完成したら竣工検査と引き渡しを受ける
  • ステップ11:新居への入居準備とアフターメンテナンスの確認

ステップ1:理想の暮らしをイメージして家づくりの方向性を決める

家づくりを始めるにあたり、最初にすべきことは「どのような暮らしを実現したいか」を具体的にイメージすることです。
この初期段階で家族の理想や価値観を共有しておくことで、その後の土地探しや建築会社選び、間取りのプランニングがスムーズに進みます。

漠然とした憧れを具体的な要望に落とし込む作業が、家づくりの土台を固めます。
理想の暮らしを明確にすることが、後悔しない家づくりのための重要なステップです。

確認事項:家族構成やライフプランについて話し合う

まずは家族全員で、将来のライフプランについて具体的に話し合いましょう。
例えば、子どもの人数やそれぞれの個室の必要性、将来の独立や同居の可能性などを考慮します。
また、働き方の変化(リモートワークの有無など)や、趣味に使うスペース、老後の暮らし方まで見据えることが重要です。
これらの将来設計が、必要な部屋数や間取り、家の広さを決める上での基本的な指針となります。
現時点だけでなく、10年後、20年後も快適に暮らせる家を想像しながら、家族の要望をすり合わせていきましょう。

確認事項:現在の住まいの不満点を洗い出す

理想の家を考える上で、現在の住まいに対する不満点を洗い出す作業は非常に有効です。
「収納が少ない」「キッチンが狭くて作業しづらい」「冬場に結露がひどい」「コンセントが足りない」など、日々の生活で感じるささいな不満をリストアップします。この作業を通じて、新しい家に求める機能や性能が明確になります。
不満点を解消することが、新しい家での満足度を直接的に高めることにつながるため、家族それぞれが感じていることを遠慮なく出し合い、共有することが大切です。

補足情報:理想の家を具体化する情報収集のやり方

家族での話し合いと並行して、理想のイメージを具体化するための情報収集を行いましょう。
InstagramやPinterestなどのSNSでは、様々な住宅のデザインやインテリアの実例を視覚的に収集できます。
気になる写真があれば保存し、イメージボードを作成するのも有効です。
また、住宅展示場に足を運べば、最新の設備や間取りを実際に体感できます。
特定の建築会社に興味がある場合は、その会社が開催する完成見学会に参加すると、より現実的なスケール感やその会社の家づくりの特徴を深く理解できます。

ステップ2:資金計画を立てて全体の予算を把握する

理想のイメージが固まったら、次に行うのが資金計画です。
家づくりには、土地代や建物本体の工事費以外にも様々な費用が発生します。
最初に全体の予算を正確に把握しておくことで、無理のないローン返済計画を立てられ、後のステップで予算オーバーに陥るのを防ぎます。自己資金はいくら出せるのか、住宅ローンはいくら借りられるのかを明確にし、家づくりにかけられる総額を算出することが重要です。

確認事項:自己資金として用意すべき金額の目安

自己資金は、一般的に「頭金」と「諸費用」に充てられます。
頭金は住宅ローン借入額を減らし、月々の返済を楽にするために用意するお金です。
必ずしも必要ではありませんが、一般的には物件価格の10%~20%程度が目安とされます。
一方、諸費用は税金や手数料など、現金での支払いが必要になる費用で、物件価格の3%~10%程度を見ておく必要があります。
これらの合計額が、最低限用意すべき自己資金の目安となります。
預貯金のすべてを充てるのではなく、病気や失業に備えた生活防衛資金は別に確保しておきましょう。

確認事項:住宅ローンで借り入れ可能な金額の調べ方

住宅ローンで借り入れ可能な金額は、主に年収や勤務先、勤続年数、他の借り入れ状況などによって決まります。
多くの金融機関がウェブサイト上で提供している住宅ローンシミュレーターを使えば、おおよその借入可能額を手軽に試算できます。
より正確な金額を知りたい場合は、金融機関に「事前審査(仮審査)」を申し込むのが有効です。
事前審査では、個人の信用情報をもとに融資の可否や上限額が判断されるため、その後の資金計画を具体的に進める上での重要な指標となります。

よくある失敗:予算オーバーにつながりやすい諸費用を見落とす

家づくりでよくある失敗が、建物本体の価格ばかりに気を取られ、諸費用を見落としてしまうことです。
諸費用には、土地や建物の登記費用、不動産取得税、火災保険料、住宅ローンを組む際の保証料や手数料、印紙税などが含まれます。
土地購入の場合は仲介手数料も必要です。
これらの費用は合計すると数百万円にのぼることもあり、資金計画に含めておかないと大幅な予算オーバーの原因となります。
建築会社から提示される見積もりには含まれないケースが多いため、事前に何にいくらかかるのかを確認しておく必要があります。

ステップ3:土地を探して購入を申し込む

資金計画の目処が立ったら、次は家を建てるための土地探しです。
土地は家づくり全体の予算や、建てられる家の大きさ、間取り、そして日々の暮らしの利便性を左右する非常に重要な要素です。
希望のエリアや条件を絞り込み、計画的に探していく必要があります。
建築会社によっては土地探しからサポートしてくれる場合もあるため、会社選びと並行して進めるのが効率的です。
良い土地が見つかったら、売主に対して購入の意思表示として購入申込書を提出します。

確認事項:希望エリアの土地相場をリサーチする方法

まずは希望するエリアの土地相場を把握することが重要です。
SUUMOやLIFULL HOME'Sといった不動産情報ポータルサイトを使えば、希望エリアで販売中の土地価格を手軽に調べられます。より公的なデータとして、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、実際に行われた不動産取引の価格情報を確認可能です。
これらの情報を参考に、自分たちの予算内で購入可能なエリアの当たりをつけ、現実的な土地探しの計画を立てていきましょう。

確認事項:理想の家が建つ土地か判断するチェックリスト

気に入った土地が見つかっても、すぐに契約してはいけません。
その土地に理想の家が建てられるかを確認する必要があります。
チェックすべき項目は、建てられる建物の大きさを制限する「建ぺい率」や「容積率」、前面道路の幅員などです。

また、日当たりや風通し、隣地との高低差、地盤の強度、上下水道やガスなどのインフラ整備状況も確認が必須です。
さらに、自治体のハザードマップで、洪水や土砂災害などのリスクがないかも必ずチェックしましょう。

補足情報:土地探しの相談先とそれぞれの特徴

土地探しの相談先は、主に不動産会社、ハウスメーカー、工務店の3つです。
不動産会社は地域に密着した未公開情報を持っていることが強みですが、建築に関する専門知識は限定的です。
ハウスメーカーや工務店は、自社で建てることを前提に土地探しをサポートしてくれます。
建築のプロの視点から、その土地にどのような家が建てられるかを具体的にアドバイスしてもらえる点が大きなメリットです。
それぞれの特徴を理解し、自分たちの状況に合わせて相談先を選びましょう。

ステップ4:依頼する建築会社を選定する

土地探しと並行して進めるのが、家づくりを任せるパートナーとなる建築会社の選定です。
建築会社にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や得意分野が異なります。
デザイン性、性能、コストなど、自分たちが家づくりで何を最も重視するかを基準に選ぶことが大切です。
会社の規模や知名度だけでなく、担当者との相性も重要な判断材料になります。
複数の会社を比較検討し、納得のいく一社を見つけることが家づくりの成功を大きく左右します。

確認事項:ハウスメーカー・工務店・設計事務所の違い

建築会社は、大きく分けて「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3種類に分類されます。
ハウスメーカーは、全国展開している大手企業が多く、品質が安定しており、工期も比較的短いのが特徴です。
工務店は、地域密着型で、ハウスメーカーに比べて設計の自由度が高く、柔軟な対応が期待できます。
設計事務所は、デザイン性を重視し、完全オーダーメイドの家づくりを得意としますが、設計と施工が分離しているため、設計料が別途必要になります。
これらの種類の違いを理解し、自分たちの要望に合った会社を選びましょう。

補足情報:複数社から見積もりを取る相見積もりの進め方

建築会社を選ぶ際は、複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」が不可欠です。
候補を2~3社に絞り、同じ要望や条件を伝えた上で、間取りプランと見積書の作成を依頼します。
見積もりを比較する際は、総額だけでなく、どのような建材や設備が使われているかといった仕様の詳細まで確認することが重要です。
金額の安さだけで判断せず、提案されたプランの内容や、会社の家づくりに対する姿勢、保証体制などを総合的に評価して、依頼先を決定しましょう。

補足情報:信頼できる担当者を見極めるための質問例

建築会社選びでは、担当者との相性も非常に重要です。
信頼できる担当者かを見極めるために、以下のような質問をしてみましょう。
「この会社で家を建てるメリットとデメリットは何ですか?」
「標準仕様で建てた場合、どのような家になりますか?」
「追加費用が発生しやすいオプションには何がありますか?」といった質問です。
こちらの要望に対して的確な提案をしてくれるか、メリットだけでなくデメリットも正直に説明してくれるか、レスポンスは迅速か、といった点を確認し、長く付き合えるパートナーかどうかを判断しましょう。

ステップ5:建築会社に間取りや設備のプラン作成を依頼する

建築会社が決まったら、これまでに固めてきた理想の暮らしのイメージを、具体的な家の形に落とし込んでいくプランニングの段階に入ります。
担当者と打ち合わせを重ね、間取りやデザイン、導入する設備などを決めていきます。
この段階では、設計図やパース、時には模型などを用いて提案が行われます。
自分たちの要望がどれだけ実現されているか、また、プロの視点からの提案が盛り込まれているかを確認しながら、プランを練り上げていきます。

確認事項:要望を正確に伝えるための準備

打ち合わせで要望を正確に伝えるためには、事前の準備が重要です。
収集した理想の家の写真や雑誌の切り抜き、作成したイメージボードを持参すると、言葉だけでは伝わりにくいニュンスを共有しやすくなります。
また、「現在の住まいの不満点リスト」や「新しい家で実現したいことリスト」を具体的に書き出して持っていくのも有効です。
家族のライフスタイルや一日の過ごし方を伝えることで、生活動線に配慮したより良い間取りの提案を引き出すことができます。

よくある失敗:初期プランで見落としがちなコンセントの位置

間取りのプランニングで非常によくある失敗が、コンセントの位置や数に関する見落としです。
図面上では問題ないように見えても、実際に家具を配置してみるとコンセントが隠れてしまったり、使いたい場所になかったりするケースは少なくありません。
掃除機を使う場所、スマートフォンの充電場所、デスク周りの配線などを具体的にシミュレーションし、必要な場所に適切な数のコンセントを計画することが重要です。特に、玄関や収納の中、庭など、後から増設しにくい場所は見落としがちなので注意しましょう。

ステップ6:最終的な見積もりを確認して建築工事請負契約を結ぶ

間取りや仕様など、家づくりのプランが全て固まったら、建築会社と建築工事請負契約を結びます。
これは、家を建てるという工事を正式に依頼するための重要な契約です。
契約書には、工事内容、金額、工期、支払い条件など、家づくりに関する全ての約束事が記載されています。
一度契約を交わすと、内容の変更は原則として難しくなり、変更できたとしても追加費用が発生する場合がほとんどです。
そのため、契約前に内容を隅々まで確認し、完全に納得した上で署名・捺印する必要があります。

確認事項:契約書で必ずチェックすべき重要項目

建築工事請負契約を結ぶ際には、契約書だけでなく、添付される書類一式に目を通す必要があります。
特に重要なのが「工事請負契約書」「見積書」「設計図書(平面図や立面図など)」「契約約款」です。
これらの書類で、最終的な工事金額と支払いスケジュール、着工と完成の予定日、遅延した場合の規定などを必ず確認します。
また、見積書の内訳が詳細に記載されているか、仕様が決定したものと相違ないかもチェックが必要です。
不明な点があれば、必ず契約前に担当者に質問し、疑問を解消しておきましょう。

確認事項:契約前に最終仕様と金額をFIXさせる

契約後の仕様変更は、追加費用の発生や工期の遅れに直結します。
トラブルを避けるためにも、建築工事請負契約を結ぶ前に、間取りはもちろん、壁紙の色や床材の種類、キッチンやお風呂のグレード、コンセントの位置といった細かな仕様まで全て決定し、最終的な金額を確定させることが鉄則です。
もし、まだ迷っている部分がある場合は、契約を急がずに納得できるまで打ち合わせを重ねましょう。
「契約後にゆっくり決めればいい」という考えは、予算オーバーのリスクを高めるので注意が必要です。

ステップ7:金融機関に住宅ローンの本審査を申し込む

建築工事請負契約を締結したら、次に行うのが住宅ローンの本審査の申し込みです。
土地探しや建築会社選びの段階で受けた事前審査は、あくまで仮の審査でした。
本審査では、提出された正式な契約書などをもとに、金融機関がより詳細な審査を行います。この本審査に通過して初めて、正式な融資が決定します。
通常、契約から1~2週間以内に申し込むケースが多く、建築会社の担当者が手続きをサポートしてくれることもあります。

確認事項:本審査に必要な書類と手続きの流れ

住宅ローンの本審査には、多くの書類が必要です。
一般的には、本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)、収入を証明する書類(源泉徴収票、確定申告書など)、物件に関する書類(建築工事請負契約書、重要事項説明書、建築確認済証など)が求められます。
金融機関の窓口やウェブサイトから申し込みを行い、書類を提出します。審査期間は金融機関によって異なりますが、おおむね1~2週間程度です。
承認が下りると、金融機関との間で金銭消費貸借契約(ローン契約)を結び、融資が実行される流れとなります。

補足情報:団体信用生命保険(団信)の内容を確認する

民間の金融機関で住宅ローンを組む場合、原則として団体信用生命保険(団信)への加入が必須となります。
団信は、ローン契約者に万が一のことがあった場合(死亡または高度障害状態)、保険金によって残りの住宅ローンが全額返済される仕組みです。
これにより、残された家族は住まいを失うことなく、その後の返済負担もなくなります。

近年では、がんや三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)などの特定の病気に備える特約付きの団信も増えています。
保障内容をしっかりと確認し、自分たちのニーズに合ったものを選びましょう。

ステップ8:内外装や住宅設備の詳細な仕様を決定する

建築工事請負契約後、着工までの期間には、家の内外装や住宅設備の詳細な仕様を決める打ち合わせが行われます。
この段階では、壁紙や床材の色・素材、ドアのデザイン、照明器具、キッチンやお風呂のグレードや色などを具体的に選定していきます。
家の雰囲気やデザイン、そして日々の使い勝手を大きく左右する重要なプロセスです。膨大な選択肢の中から自分たちの理想に合ったものを選んでいくため、時間と労力がかかりますが、家づくりの楽しみを最も実感できる段階でもあります。

確認事項:ショールームを活用して実物を確認する

内外装や設備を選ぶ際は、カタログやサンプルだけで判断するのではなく、できるだけ実物を確認することが重要です。
特にキッチン、ユニットバス、トイレなどの住宅設備は、メーカーのショールームに足を運びましょう。
実際に見て、触れて、使い勝手を確かめることで、カタログだけではわからないサイズ感や質感、色味を体感できます。壁や床の素材についても、大きなサンプルで確認したり、ショールームの施工例を見たりすることで、小さなサンプルとの印象の違いによる失敗を防ぐことができます。

よくある失敗:後から変更が難しい設備の選定ミス

仕様決めの段階で特に慎重になるべきなのが、後からの変更が難しい設備の選定です。
例えば、窓の種類や大きさ、位置は、建物の構造や断熱性、耐震性に影響するため、一度決めてしまうと変更はほぼ不可能です。また、キッチンの高さや通路幅、造作の収納棚なども、後から変更するには大規模な工事が必要となり、多額の費用がかかります。
日々の生活を具体的にイメージし、本当にその仕様で使いやすいか、将来にわたって不便はないかを十分に検討してから決定することが後悔を防ぐポイントです。

ステップ9:着工から上棟までの工事工程を確認する

詳細な仕様がすべて決定し、建築確認申請の許可が下りると、いよいよ工事が始まります。
工事は、まず地盤を固め、建物の基礎を作る「基礎工事」からスタートします。
その後、建物の骨組みを組み立てる「上棟」へと進みます。
木造住宅の場合、上棟は一日で家の形が一気に立ち上がるため、家づくりのプロセスの中でも特に感動的なイベントの一つです。
この時期には、工事の安全を祈願する地鎮祭や、職人さんをねぎらう上棟式などの儀式が行われることもあります。

確認事項:地鎮祭や上棟式の実施内容と費用

地鎮祭は、工事を始める前にその土地の神様に挨拶をし、工事の安全を祈願する儀式です。
神主さんを呼び、お供え物をして行います。
費用は、神主さんへの謝礼(玉串料)やお供え物代を含めて5万円前後が目安です。

一方、上棟式は、建物の骨組みが完成した段階で、工事の順調な進捗に感謝し、完成までの無事を祈る儀式です。
職人さんへのご祝儀や食事を用意します。
最近では、地鎮祭や上棟式を省略するケースも増えているため、実施するかどうかは建築会社や家族と相談して決めましょう。

補足情報:工事期間中に現場へ差し入れは必要か

工事期間中の現場への差し入れは、基本的に必須ではありません。
しかし、現場に顔を出すことで、工事の進捗状況を自分の目で確認でき、職人さんたちとコミュニケーションを取る良い機会にもなります。
もし差し入れをする場合は、休憩時間に合わせて、ペットボトルのお茶やコーヒー、個包装のお菓子など、気軽に受け取れるものが喜ばれます。

差し入れはあくまで感謝の気持ちを伝えるためのものなので、過度に気を使う必要はありません。
事前に現場監督に差し入れをしても良いか確認しておくとスムーズです。

ステップ10:建物が完成したら竣工検査と引き渡しを受ける

上棟後、屋根や壁の工事、内装工事、設備工事などが進み、すべての工事が完了すると、建物は竣工となります。
そして、家を引き渡す前に、施主が建物の状態を確認する施主検査が行われます。
これは、契約通りに家が建てられているか、傷や汚れ、不具合がないかを最終チェックする非常に重要な機会です。
検査で問題がなければ、残金の決済を行い、鍵や保証書などを受け取って正式に家の引き渡しとなります。

確認事項:施主検査で傷や汚れがないか細かくチェックする

施主検査では、遠慮せずに隅々まで細かくチェックすることが大切です。
図面と照らし合わせながら、間取りやコンセントの位置、設備の仕様が合っているかを確認します。
また、床や壁、天井に傷や汚れがないか、ドアや窓の開閉はスムーズか、水回りの設備は正常に作動するかなど、一つひとつ丁寧に見ていきましょう。
チェックの際は、図面、メジャー、水平器、スマートフォンなどを持参すると便利です。
もし不具合が見つかった場合は、その場で担当者に伝え、引き渡しまでに修繕してもらうよう依頼します。

補足情報:引き渡し時に受け取る書類の種類と保管方法

引き渡しの際には、鍵と合わせて多くの重要な書類を受け取ります。
主なものとして、建物の権利を証明する「登記済証(権利証)」、建築基準法に適合していることを証明する「検査済証」、建物の品質を保証する「保証書」、そして各種設備の「取扱説明書」などがあります。
これらの書類は、将来家を売却する際や、メンテナンス、リフォームを行う際に必要となる大切なものです。
紛失しないよう、専用のファイルなどにまとめて一か所に大切に保管しておきましょう。

ステップ11:新居への入居準備とアフターメンテナンスの確認

家の引き渡しを受けたら、いよいよ新居での生活がスタートします。
しかし、その前に入居準備として、引越しの手配や様々な手続きを済ませておく必要があります。
また、家は建てて終わりではなく、長く快適に住み続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
建築会社のアフターサービスの内容や、保証期間についてもしっかりと確認しておきましょう。
入居後も建築会社とは長い付き合いになるため、良好な関係を築いていくことが大切です。

確認事項:引越し手続きと各種住所変更のリスト

引越しに伴い、多くの手続きが必要になります。
市区町村役場での転出・転入届の提出、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードの住所変更手続きは必須です。
また、電気・ガス・水道・インターネットなどのライフラインの移転手続きや、郵便局への転送届の提出も忘れてはいけません。
銀行口座やクレジットカード、各種保険などの住所変更もリストアップし、漏れなく行いましょう。
引越しの1~2ヶ月前から計画的に準備を進めることで、直前に慌てることなくスムーズに新生活を始められます。

確認事項:定期点検の内容と保証期間を把握する

新築住宅には、法律で定められた10年間の瑕疵担保責任があり、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分に欠陥が見つかった場合、建築会社が無償で補修する義務があります。
これに加えて、多くの建築会社が独自のアフターサービスとして定期点検を実施しています。
引き渡し後、3ヶ月、1年、2年、5年、10年といったタイミングで点検が行われるのが一般的です。
点検の時期や内容、保証の対象となる範囲と期間を、引き渡し時に渡される保証書でしっかりと確認しておきましょう。

家づくりに関するよくある質問

家づくりは多くの人にとって初めての経験であり、様々な疑問や不安がつきものです。
ここでは、家づくりの手順や期間、費用などに関して、初心者の方が抱きやすいよくある質問にお答えします。
計画を始める前にこれらの疑問を解消しておくことで、よりスムーズに家づくりを進めることができるでしょう。DIYでコストを抑える方法など、具体的なコツも紹介します。

家づくりは何から始めるのが一般的な進め方ですか?

家づくりは、「理想の暮らしのイメージ固め」と「資金計画」を同時に進めるのが一般的な手順です。
まず家族でどんな家に住みたいかを話し合い、同時に自己資金や住宅ローン借入可能額を把握して総予算を決めます。この2つが、その後の土地探しや建築会社選びの重要な判断基準となります。

家の相談を始めてから完成まで、どれくらいの期間がかかりますか?

一般的に、建築会社に相談を始めてから家が完成して入居するまでには、1年~1年半程度の期間がかかります。
土地探しから始める場合は、土地が見つかるまでの期間がさらに加わるため、2年以上かかることもあります。
プランニングや各種申請、工事期間など、各工程に相応の時間が必要です。

家の作り方で、予算内で費用を安く抑えるコツはありますか?

費用を抑えるには、建物の形状を凹凸の少ないシンプルな四角形にしたり、屋根の形を単純にしたりする方法が効果的です。
また、施主支給(自分で購入した設備を設置してもらう)や、一部の作業を自分で行うDIYを取り入れるのも一つの手です。
簡単な棚の工作や、壁の塗装など、建築会社と相談の上で可能な範囲を検討しましょう。

まとめ

家づくりは、理想のイメージ作りから始まり、資金計画、土地探し、会社選び、設計、工事、そして引き渡しと、多くのステップを経て完成に至ります。
全体の流れをあらかじめ把握し、各段階で何を決めるべきかを理解しておくことが、計画をスムーズに進め、後悔のない家づくりを実現するための鍵です。
この記事で解説した11のステップを参考に、自分たちのペースで着実に家づくりを進めていきましょう。

この記事の編集者

メタ住宅展示場 編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較して資料請求。あなたにヒッタリの家づくりをお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

東証グロース上場

リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場 証券コード:4445)が運営する住宅展示場です

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.