SLDKとは?間取りのSの意味と使い方、3LDKとの違いを解説

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SLDKとは?間取りのSの意味と使い方、3LDKとの違いを解説

SLDKとは、LDKのある間取りにサービスルーム(S)が付いていることを示す表記です。しかし、サービスルームと聞いても、どのような空間なのかイメージしにくいかもしれません。
実は、間取り図では普通の部屋に見えても、エアコンを設置できないなど、希望する使い方が難しい場合があります。広さや部屋数だけで選ぶと、入居後に使い勝手の違いに戸惑うこともあるでしょう。
サービスルームがある間取りはどのようなものなのか、通常の居室との違いや具体的な使い方、選ぶ際の注意点とあわせて確認しておきましょう。

この記事の要約

  • Sはサービスルームを意味し、間取りの居室数には含まれない
  • 2SLDKは居室2室とS、3LDKは居室3室がある間取り
  • 価格や家賃、固定資産税は、Sの有無だけでは判断できない
  • 活用方法を考える際は、採光・換気・空調設備と用途を確認する

SLDKのSとは?サービスルームの意味と間取りの見方

SLDKは「エス・エル・ディー・ケー」と読みます。Sはサービスルーム(Service Room)、Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチンの略です。物件情報では、1SLDKや2SLDK、3SLDKなど、数字と組み合わせて表示されます。では、間取りにSが付いていると、通常のLDKの間取りと何が違うのでしょうか。サービスルームがどのような空間なのか、間取りの具体例とあわせて解説します。

Sは居室として表示されない空間を指す

サービスルームは、主に採光などの条件から、居室として表示されない空間です。不動産広告では「納戸」「S(納戸)」と記載されることもあります。

建築基準法でいう居室は、居住や作業などのために継続的に使用する室を指します。住宅の寝室やリビングなどには、用途に応じた採光・換気などの基準があります。見た目が洋室に似ていても、居室としての条件を満たさず、サービスルームと表示されている場合があります。

1SLDK・2SLDK・3SLDKの数字は居室数を表す

先頭の数字は、LDKとは別にある居室の数です。Sはこの数字には含めず、別に表示します。

SLDKの間取り表記と構成
間取り LDK以外の居室 サービスルーム 構成
1SLDK 1室 1室 居室1室+S+LDK
2SLDK 2室 1室 居室2室+S+LDK
3SLDK 3室 1室 居室3室+S+LDK

「2LDK+S」のように記載される場合もあります。サービスルームの広さや配置は物件によって異なるため、間取り図もあわせて確認しましょう。

SLDKとLDKの違いは?2SLDKと3LDKを比較

2SLDKと3LDKの主な違いは、LDK以外の3つの空間のうち、1室がサービスルームか居室かという点です。空間の数が同じでも、使い勝手や設備が同じとは限りません。

2SLDKと3LDKの違い
比較項目 2SLDK 3LDK
居室数(LDK以外) 2室 3室
サービスルーム 1室あり 表記上はなし
広さ 間取り表記だけでは判断できず、面積や寸法の確認が必要
採光・設備 Sの採光や空調設備を個別に確認する 各居室の実際の明るさや設備を確認する
価格・家賃 立地・築年数・面積・設備などによって異なる

サービスルームの広さに一律の決まりはない

Sという表記だけで「何畳以上」と決まるわけではありません。小さな収納スペースから、机やベッドを置ける広さの空間まで、物件によってさまざまです。

広さが十分にあっても、採光などの条件によってSと表示される場合があります。「2SLDKなら3LDKと同じように使える」と考えず、必要な居室数を確保できるか確認しましょう。

なお、建築基準法上の扱いは、部屋の名称だけで決まるものではありません。用途や設備などによって居室としての基準が必要になるため、注文住宅で設ける場合は、使い方を住宅会社に伝えて確認しましょう。

価格や固定資産税が必ず安くなるわけではない

サービスルームの採光や使い勝手が価格に影響する可能性はありますが、2SLDKが3LDKより必ず割安になるわけではありません。専有面積が同じでも、立地や築年数、階数、設備などで販売価格や家賃は変わります。

また、Sがあることだけを理由に、固定資産税が安くなるとはいえません。購入時は間取り表記から推測せず、物件ごとの価格と税額を確認することが大切です。

サービスルームと居室の違いを知るための採光・換気の基準

サービスルームの特徴を理解するには、広さに加えて採光や換気の条件を知ることが役立ちます。ただし、窓の有無や大きさだけで、居室に該当するか判断することはできません。

採光は窓の面積と周囲の条件で判断される

住宅の居室では、原則として床面積の7分の1以上の「採光に有効な開口部面積」が必要です。一定の照明設備などの条件を満たす場合には、10分の1以上まで緩和できる制度もあります。

採光に有効な面積は、窓そのものの面積とは異なります。隣の建物や敷地境界との距離なども関係するため、窓が付いていても採光基準を満たさず、Sと表示されることがあります。

参考:住宅の採光規制の合理化|国土交通省

窓がなくても換気設備がある場合がある

居室には換気に関する基準もありますが、所定の換気設備で基準を満たす場合もあります。そのため、「窓がないから換気できない」「Sだから換気設備がない」とは一律に判断できません。

給気口や排気口の有無、空気が通る経路などを確認し、扉を閉めた状態でも換気できる設計かを不動産会社や住宅会社に尋ねましょう。Sと表示されている理由も、あわせて確認すると安心です。

SLDKを選ぶメリットとサービスルームの活用アイデア

サービスルームがあると、居室とは別に収納や作業のための空間を検討できます。使う目的を決めてから広さや設備を確認すると、自分の暮らしに合うか判断しやすくなります。

衣類や季節用品をまとめる収納スペース

サービスルームに棚やハンガーラックを置けば、衣類や季節家電、スーツケースなどをまとめて収納できます。居室の収納が足りない場合や、リビングに置く収納家具を減らしたい場合に便利です。

ウォークインクローゼット(WIC)のように使うなら、荷物の量だけでなく、出し入れする通路も確保しましょう。賃貸で棚を壁に固定する場合は、貸主の承諾が必要か確認してください。

本やコレクションの保管スペース

直射日光が入りにくい空間なら、本や衣類、模型などの日焼けを抑えやすくなります。ただし、採光基準を満たさないことが、そのまま保管に適した環境を意味するわけではありません。

湿気によるカビや劣化を防ぐため、棚と壁の間に隙間を設けたり、必要に応じて除湿したりするなど、保管するものに合った対策を取りましょう。

備蓄品や日用品を保管するストック置き場

キッチンに近いサービスルームは、飲料水や保存食、日用品のストック置き場としても検討できます。重いものは下段に、よく使うものは取り出しやすい高さに置くと、整理しやすくなります。

窓が少なくても室温が低いとは限りません。食品を保管する場合は、表示された保存条件に合う温度・湿度かを確認しましょう。

アイロンがけや洗濯物をたたむ家事スペース

アイロン台や作業台を置くと、道具を出し入れする手間を減らせます。照明の明るさ、コンセントの位置、作業台を置いたときの動きやすさを確認してください。

室内干しをする場合は、湿気を排出できる換気・除湿計画も必要です。洗濯物と湿気に弱い本や衣類を同じ空間に置く場合は、特に注意しましょう。

書斎や趣味の部屋は用途に適した設計か相談する

書斎やシアタールームとして使いたい場合は、その用途に適した空間かを住宅会社などに相談しましょう。窓が少ないことだけで、静かさや防音性が確保されるわけではありません。

テレワークなどで継続的に人が過ごす用途は、居室としての扱いも確認する必要があります。注文住宅なら、最初から使い方を伝え、採光・換気・空調・コンセントなどを含めた設計を相談することが大切です。

SLDKで後悔しないために確認したい3つの注意点

サービスルームの設備や室内環境は物件ごとに異なります。内見や間取りの打ち合わせでは、次の3点を確認しましょう。

エアコンやコンセントなどの設備を確認する

Sには、エアコン用の配管穴や専用コンセントがない場合があります。エアコンを設置するには、室外機の置き場や配管経路も必要です。

賃貸では貸主の承諾、マンションでは管理規約などの確認が必要になることもあります。後から工事できると考えず、契約前に設置の可否を確認しましょう。使う予定の電気製品に合わせて、コンセントやテレビ端子、通信環境も確かめてください。

湿気・熱・明るさを実際に確かめる

内見時には、照明を消した状態の明るさや換気設備の位置を確認します。壁や天井の結露跡、収納内部のカビやにおいもチェックしましょう。

家具や荷物を詰め込むと、空気が流れにくくなります。収納として使う場合も換気口をふさがず、空気が通る余裕を残すことが大切です。

寝室や子ども部屋として使う前提で選ばない

Sを通常の寝室や子ども部屋と同じ条件の空間だと考えて選ぶのは避けましょう。寝室や子ども部屋は継続的に人が過ごす居室に当たり、照明やエアコンを追加するだけで適した空間になるとは限りません。

子どもの遊び場として使いたい場合も、換気や空調、安全性に加えて、想定する使い方に適した設計かを確認してください。必要な寝室の数は居室数で確保し、用途変更や改修を希望する場合は建築士や住宅会社に相談しましょう。

SとN・DENの違いは?間取り図の表記を確認

間取り図では、SのほかにNやDENという表記も見かけます。名称だけで用途や法律上の扱いを決めつけず、図面の説明を確認することが大切です。

Nは納戸を表す記号として使われる

Nは納戸を表す記号として使われ、Sと同様に収納などの空間を示す場合があります。納戸とサービスルームで、広さや設備が一律に区別されているわけではありません。

棚が備え付けられているか、何を収納できるかは物件によって異なります。間取り図の凡例と現地の両方で確認しましょう。

DENは書斎などの名称で、居室かどうかは個別に確認する

DENは、書斎や趣味の小部屋などを表す名称として使われます。ただし、DENという名称だけでは、建築基準法上の居室かどうかは判断できません。

S・N・DENがすべて同じ意味とは限らないため、どのような用途を想定した空間なのか、不動産会社や住宅会社に確認してください。

SLDKに関するよくある質問

サービスルームの設備や税制度、間取りの選び方について、迷いやすいポイントをまとめました。

サービスルームにエアコンは設置できますか?

物件によって異なります。配管穴や専用コンセント、室外機の置き場などが必要で、工事に貸主の承諾や管理規約の確認を要する場合もあります。契約前に不動産会社へ確認しましょう。

SLDKの物件は住宅ローン控除の対象になりますか?

SLDKという間取り表記だけで対象外になるわけではありません。ただし、床面積の条件を満たすだけで適用される制度でもなく、入居時期や所得、借入期間、住宅の性能など、該当する要件を確認する必要があります。

床面積は原則として登記事項証明書の記載で判断され、マンションでは専有部分の登記面積を用います。広告の面積とは異なる場合があるため注意しましょう。

参考:住宅借入金等特別控除|国税庁

3LDKと2SLDKでは、どちらを選ぶべきですか?

LDK以外に寝室などの居室が3室必要なら、3LDKを中心に検討しましょう。居室2室で足り、別に収納などの空間が欲しい場合は、2SLDKも候補になります。価格だけで決めず、各室の広さや設備、将来必要になる居室数を比較することが大切です。

暮らしに合う間取りを複数のハウスメーカーで比較しよう

SLDKのSはサービスルームを意味し、居室数には含まれません。収納などに活用できますが、広さや設備は物件によって異なるため、使う目的に合うかを確認することが大切です。

注文住宅を検討しているなら「寝室は何室必要か」「どこに何を収納したいか」を整理して住宅会社に伝えましょう。同じ要望でも、収納の配置や動線、空間の使い方の提案は会社によって変わります。

メタ住宅展示場の一括資料請求では、複数のハウスメーカーの資料をまとめて取り寄せられます。各社の間取りや収納の施工事例を比較し、自分たちの暮らしに合う家づくりを進めましょう。

この記事の編集者

メタ住宅展示場 編集部 メタ住宅展示場 編集部

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