窓の種類一覧|開き方・場所別の特徴と後悔しない窓選び

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窓の種類一覧|開き方・場所別の特徴と後悔しない窓選び

住宅の窓は、住まいの快適性やデザインを大きく左右する重要なパーツです。
窓の種類は多岐にわたり、それぞれの開き方によって採光や通風などの特徴が異なります。
この記事では、窓の種類を「開き方別」「設置場所別」の一覧で分かりやすく解説し、後悔しないための選び方のポイントを紹介します。

それぞれの特徴を理解し、ご自身の住宅に最適な窓を見つけましょう。
寝室の窓選びについては「寝室の窓の選び方と失敗しないための注意点」で詳しく紹介しています。

もくじ

この記事でわかること

  • 開き方の違いでわかる、引き違い窓やすべり出し窓など各種窓の機能と特徴
  • リビングや寝室、浴室など場所の用途に合わせた最適な窓の選び方
  • 断熱性や防犯性など、後悔しない窓選びのために押さえるべきチェックポイント

住まいの快適性を決める!窓が持つ5つの重要な役割

窓は単に外を見るためだけのものではなく、快適な住環境を実現するために5つの重要な役割を担っています。

  • ①太陽の光を室内に取り込む「採光」
  • ②新鮮な空気を取り入れ、室内の空気を循環させる「通風」
  • ③室内から庭や風景を楽しむ「眺望」
  • ④外気の影響を抑え、室温を快適に保つ「断熱」
  • ⑤家族の安全を守る「防犯」

防犯については「防犯に関するノウハウ」で詳しく紹介しています。
これらの役割を理解することが、適切な窓選びの第一歩となります。

【開き方別】窓の種類とそれぞれの特徴を徹底解説

住宅に使われる窓は開き方によっていくつかのタイプに分類されます。
それぞれのタイプは独自の名称を持ち、デザインや機能面での特徴が異なります。
風の取り込み方や掃除のしやすさ、気密性などに違いがあるため、設置する場所や目的に合わせて最適な開き方の窓を選ぶことが大切です。
ここでは代表的な窓の種類とその特徴を詳しく解説します。

引き違い窓|最もポピュラーで使いやすい基本の窓

引き違い窓は2枚以上のガラス戸を左右にスライドさせて開閉する、最も一般的なタイプの窓です。
日本の住宅で古くから採用されており、誰にでも操作しやすいのが特徴です。
開ける幅を自由に調整できるため、換気量のコントロールが容易です。
また、窓の前に開閉スペースを必要としないため、家具の配置がしやすいメリットも。

ただし、構造上他の窓に比べて気密性がやや低くなる傾向があります。

引き違い窓

すべり出し窓(縦・横)|効率的に風を取り込める機能的な窓

すべり出し窓は窓枠のレールに沿って室外側へすべり出すように開く窓です。
縦すべり出し窓は開いたガラス部分が風を受け止めて室内に風を誘導するため効率的な風通しが期待できます。
横すべり出し窓は上部を軸にして開くため、開口部が庇のようになり小雨程度なら雨水の吹き込みを防ぎながら換気できるのが利点です。

気密性が高くハンドル操作で簡単に開閉できます。

すべり出し窓

上げ下げ窓|デザイン性が高く洋風の住宅にマッチ

上げ下げ窓は2枚のガラス戸を上下にスライドさせて開閉する窓です。
デザイン性が高く、特に洋風の住宅の外観によく合い、おしゃれな雰囲気を演出します。
上下の窓を少しずつ開けることでプライバシーを守りながら効率的な換気が可能です。
下の窓だけが動く「片上げ下げ」と、上下両方の窓が動く「両上げ下げ」の2種類があり、両上げ下げ窓は掃除がしやすいというメリットがあります。

上げ下げ窓

FIX窓(はめ殺し窓)|採光や眺望を重視する場所に最適

FIX窓は窓枠にガラスを直接はめ込んだ開閉できない窓で、「はめ殺し窓」とも呼ばれます。
開閉機構がないため気密性が非常に高く、防犯面でも優れています。
主に採光や眺望を目的として設置され、吹き抜けや階段の壁、デザイン性を高めたい場所などに用いられます。

他の開閉できる窓と組み合わせることで、開放感のある空間を演出できますが、外側の掃除がしにくい点には注意が必要です。

はめ殺し窓

倒し窓・突き出し窓|プライバシーを守りつつ換気できる

倒し窓と突き出し窓は開閉する角度が制限されているため、プライバシー保護と換気を両立させたい場所に最適な窓です。
内倒し窓は窓の下部を軸に室内側に倒れ、突き出し窓は窓の上部を軸に室外側に突き出すように開きます。
全開にならないため、外部からの視線を遮りつつ、空気の入れ替えができます。

防犯性も高く、トイレや洗面所、浴室などの水回りや、道路に面した部屋でよく使用されます。

倒し窓

ルーバー窓(ジャロジー窓)|浴室や脱衣所で活躍する換気窓

ルーバー窓は、細長いガラス板やアクリル板を何枚も重ね、ブラインドのように角度を調整して開閉する窓です。
ハンドル操作で簡単に開閉でき、羽の角度を調整することで、外部からの視線を遮りながら効率的に換気できるのが大きな特徴です。
湿気がこもりやすい浴室や脱衣所、お風呂、キッチンの換気窓として人気があります。

ただし、構造上、他の窓に比べて気密性や断熱性、防犯性は低い傾向にあります。

ルーバー窓

回転窓|デザイン性が高く掃除がしやすい

回転窓は、窓の中央にある軸を中心に、窓全体をくるりと回すことで開閉する窓です。
窓を90度や180度回転させることができるため、室内から窓の外側の汚れを簡単に拭き掃除できるのが最大のメリットです。
丸型や正方形などデザイン性の高い製品も多く、建物のアクセントとしても効果的です。

開閉時に室内外にスペースが必要になるため、設置場所には注意が必要です。

回転窓

【設置場所別】部屋の用途に合わせたおすすめの窓の種類

住宅の窓は、設置する部屋の用途や目的によって最適な種類が異なります。
例えば、リビングでは開放感を、寝室ではプライバシーを、水回りでは換気性能を重視するなど、それぞれの空間に求められる機能は様々です。ここでは、代表的な部屋ごとにおすすめの窓の種類と、その選び方のポイントを解説します。

リビング|開放感を生む掃き出し窓や全開口窓

家族が集まるリビングには、たっぷりの光を取り込み、開放的な空間を演出する大きい窓がおすすめです。
特に、床まで高さのある掃き出し窓は、庭やベランダへの出入りがスムーズで、室内と屋外を一体的につなげます。
より開放感を求めるなら、折りたたむように開閉できる全開口窓(フォールディング窓)も選択肢の一つです。
大開口リビングについては「大開口リビングは本当に快適? 大きな窓のメリット・デメリット」で詳しく紹介しています。

これにより、リビング空間をさらに広く見せることができます。

寝室・子ども部屋|プライバシーと採光を両立する腰高窓

寝室や子ども部屋など、プライベートな空間には、壁の中ほどの高さに設置する腰高窓が適しています。
ベッドや机などの家具を窓際に配置しやすく、レイアウトの自由度が高いのがメリットです。
外からの視線を遮りプライバシーを守りつつ、安定した採光を確保できるため、落ち着いた雰囲気の部屋づくりに役立ちます。

防犯面や転落防止の観点からも、掃き出し窓より安心感があります。

キッチン|明るさと換気を確保する横すべり出し窓

料理の匂いや熱気がこもりやすいキッチンには、採光と換気性能に優れた窓が欠かせません。
特におすすめなのが横すべり出し窓です。
窓の上部を軸にして外側に開くため、小雨が降っていても雨水が入りにくく、天候を気にせず換気できます。

また、縦すべり出し窓と比べて開閉時に窓が外に大きく張り出さないため、隣家との距離が近い場合や通路に面した場所でも設置しやすいのが特徴です。

浴室・トイレ|防犯と換気に優れた内倒し窓や高窓

浴室やトイレ、お風呂といった水回りの窓選びでは、換気性能、プライバシーの確保、防犯性が重要なポイントになります。
外からの視線を遮りながら換気できる内倒し窓や横すべり出し窓がおすすめです。
また、高い位置に設置する高窓も効果的です。

人の視線が届きにくく、防犯性を高めながら光を取り入れることができます。
風呂場では特に湿気対策として、換気しやすい窓を選ぶことが重要です。

廊下・階段|足元を照らし空間を広く見せる地窓やスリット窓

暗くなりがちな廊下や階段には、採光を目的とした窓を効果的に配置することで、明るく開放的な空間を演出できます。
床に近い低い位置に設置する地窓は、足元を優しく照らし、空間に奥行きを与えます。
また、縦長や横長の細いスリット窓は、デザイン性が高く、外からの視線を気にすることなく光を取り入れることが可能です。

これらの小さい窓は、プライバシーを確保しつつ、空間のアクセントとしても機能します。

複数のハウスメーカーから理想の家づくりプランを無料で受け取ろう

窓選び一つで家の快適性は大きく変わります。
どの窓が自分の理想の暮らしに合っているか判断するのは簡単ではありません。
そんな時は、複数のハウスメーカー・工務店から、窓の配置や種類も含めた家全体のプランを無料で提案してもらうのがおすすめです。
家づくりプランについては「家づくりプラン一括請求サービス」で詳しく紹介しています。

各社のアイデアを比較検討することで、自分では気づかなかった最適なプランが見つかり、理想の家づくりへと大きく近づきます。

後悔しない窓選びのために押さえるべき6つのチェックポイント

新築住宅で窓選びに失敗すると、住み始めてから「夏は暑く冬は寒い」「部屋が暗い」「風が通らない」といった後悔につながる可能性があります。
デザイン性だけでなく、機能性や住環境への影響を総合的に考慮することが重要です。ここでは、後悔しないために必ず押さえておきたい6つのチェックポイントを解説します。

①日当たりと採光|部屋の向きに合わせて窓の大きさと位置を決める

快適な室内環境のためには、自然光を効果的に取り入れることが重要です。
部屋の方角によって日差しの入り方が異なるため、それに合わせて窓の大きさや位置、高さを計画します。
例えば、一日中安定した光が入る南向きの部屋には大きい窓を、朝日を取り入れたい東向きの部屋には中くらいの窓を、西日が気になる西向きの部屋には小さい窓や庇を設けるなどの工夫が有効です。
天窓のメリット・デメリットについては「憧れの天窓のデメリットと見逃せない大きなメリット」で詳しく紹介しています。

窓の高さによっても光の入り方は変わるため、シミュレーションしてみると良いでしょう。

②断熱性と気密性|夏は涼しく冬暖かい家にするためのサッシ・ガラス選び

住宅全体の断熱性を考える上で、窓は熱の出入りが最も大きい部分です。
そのため、窓の断熱性と気密性を高めることは、夏は涼しく冬は暖かい快適な室温を保ち、冷暖房効率を上げるために非常に重要です。
断熱性能については「断熱性能の基礎知識と暮らしへの影響」で詳しく紹介しています。

断熱性能は、窓枠であるサッシの素材とガラスの種類によって決まります。
熱伝導率の低い樹脂サッシや、2枚以上のガラスで構成される複層ガラス、特殊な金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスなどを選ぶことで、高い断熱効果が期待できます。

③風通し(通風)|空気の流れを考えて2つ以上の窓を配置する

心地よい風通しを実現するためには、空気の通り道を計画的に作ることが大切です。
そのためには、1つの部屋に大きさや高さを変えて2つ以上の窓を設置するのが基本です。
風の「入口」と「出口」を作ることで、効率的に空気が流れます。

特に、部屋の対角線上に窓を配置すると、部屋全体の空気がよどみなく循環しやすくなります。
高低差のある窓を設けることも、温度差による空気の流れ(重力換気)を促し、効果的な通風につながります。

④防犯性能|空き巣に狙われにくいCPマーク付きの窓を選ぶ

警察庁の統計によると、空き巣の侵入経路で最も多いのが窓です。
そのため、窓の防犯対策は非常に重要です。
ガラスを破られにくくする防犯ガラスや、破壊されにくい構造の鍵や補助錠の設置が有効です。

また、外部に面格子を取り付けることも侵入を防ぐ上で効果があります。
製品を選ぶ際は、厳しい基準をクリアした防犯性能の高い建材に付けられる「CPマーク」を目印にすると安心です。

⑤掃除・メンテナンスのしやすさ|開閉方法や設置場所を考慮する

窓は砂埃や雨だれで汚れやすいため、掃除のしやすさも重要な選択基準です。
特に2階以上の窓や、FIX窓のように開閉できない窓は、外側の掃除が大変になる場合があります。
回転窓のように室内から外側の汚れを拭けるタイプや、網戸が取り外しやすい窓を選ぶとメンテナンスが楽になります。

手が届きにくい場所に窓を設置する場合は、掃除方法を事前に確認しておくことが大切です。

⑥外観デザインとの調和|家全体のバランスを見て窓を決める

窓は、住宅の性能だけでなく外観デザインの印象を大きく左右する要素です。
窓の形や形状、サイズ、配置のバランスが、家全体のデザイン性を決定づけます。

外壁の色や素材との調和を考え、縦長のスリット窓でシャープな印象にしたり、正方形の窓をリズミカルに配置してモダンな雰囲気を演出したりと、全体のバランスを見ながら計画することが重要です。
内部の使い勝手だけでなく、外から見たときの美しさも意識して選びましょう。

窓の種類に関するよくある質問

窓選びを進める中で、さまざまな疑問や悩みが出てくることでしょう。
LIXILやYKKAPといった大手メーカーからも多種多様な窓が販売されており、どれを選べば良いか迷うことも少なくありません。ここでは、窓の種類に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

引き違い窓と縦すべり出し窓はどちらがおすすめですか?

どちらも一長一短があり、設置場所や目的によっておすすめは異なります。
コストを抑えたい場合や、大きな開口部が欲しい場合は引き違い窓が適しています。

一方、気密性や断熱性、効率的な風通しを重視するなら縦すべり出し窓がおすすめです。
デザイン性も考慮して、部屋の用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

住宅の防犯対策として効果的な窓の種類は何ですか?

特定の窓の種類が優れているというより、ガラスや鍵(ロック)、面格子などを組み合わせることが重要です。
侵入に時間がかかるCPマーク付きの防犯合わせガラスを選び、補助錠を付けてワンドア・ツーロックにすると効果が高まります。
また、侵入が困難なFIX窓や開口部が小さいすべり出し窓なども、設置場所によっては防犯対策になります。

掃除がしやすい窓の種類を教えてください。

窓の掃除のしやすさは、窓の種類によって異なります。室内側から窓の外側を拭ける窓は、掃除がしやすい傾向があります。

一方、FIX窓や吹き抜けなど高所にある窓は、専門業者に依頼しないと掃除が難しい場合があります。

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そのため、家づくりの知識が少ない方でも相談しやすく、ご自身に合ったハウスメーカーを見つけることが可能です。

まとめ

住宅の窓選びは、デザインだけでなく、採光・通風・断熱・防犯といった機能的な側面を総合的に考慮することが重要です。
窓の開き方による特徴や、リビングや寝室といった設置場所ごとの最適な種類を理解することで、より快適で後悔のない住まいを実現できます。
本記事で紹介した選び方のポイントを参考にしながら、専門家である建築会社の意見も取り入れ、ご自身のライフスタイルに合った最適な窓を選びましょう。

この記事の編集者

メタ住宅展示場 編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

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