木の国工房は、千葉県柏市を拠点に、自然素材を活かした「健康住宅」を提案する地域密着型のハウスメーカーです。
構造材には国産桧を中心とした無垢材を使用し、薬剤を使わない家づくりを徹底し、外張り断熱工法やセルロースファイバーによる充填断熱工法を採用するなど、自然素材の快適さと高い断熱性能を両立させています。実際に木の国工房で家を建てた人の口コミを見ると、「営業や現場監督の対応が丁寧で信頼できた」「断熱性能が高く冬でもあたたかい」「木の香りが心地よく、空気がきれい」といった満足の声が多く見られます。
しかし一方で、「設計に不満があった」「価格がやや高め」といった意見もあり、注意すべき点も存在します。
この記事では、木の国工房の評判・口コミ・坪単価・住宅性能をもとに、同社の特徴や他社との違い、家づくりで気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。
木の国工房の概要と注文住宅のこだわり
木の国工房は、千葉県柏市に本社を構えるハウスメーカーです。
創業以来「顧客満足日本一」を目指し、誠実な家づくりを続けています。同社は「人」「家」「環境」の3つの視点から家づくりを提案し、自然と調和した心地よい住空間を追求しています。
| 会社名 | 株式会社木の国工房 一級建築士事務所 |
|---|---|
| 設立 | 1989年 |
| 代表者 | 遠藤 又四郎 |
| 本社所在地 | 〒277-0832 千葉県柏市北柏4-2-2 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 建設業許可 | 千葉県知事許可 第 般-2 27600 号 |
| 一級建築士事務所 | 千葉県知事登録 第 1-2206-8854 号 |
| 宅地建物取引業免許 | 千葉県知事(1)第18290号 |
木の国工房は、住む人の健康を第一に考えた「健康住宅」を提供しており、薬剤を一切使わず、天然無垢材100%の自然素材を採用しています。土台や1階部分の構造材にはすべて桧を使用し、高い断熱性能によって一年を通して快適に過ごせる住環境を実現しています。
また、外張り断熱工法や充填断熱工法を取り入れ、性能と快適性の両立を図っています。注文住宅と規格住宅の魅力を兼ね備えたセミオーダー住宅を提供し、土地探しから家づくりまで一貫したサポート体制を整えているのも特徴です。
さらに、すべての建物で揮発性有害物質の測定を行い、安全性を確認。乾燥した構造材を雨に濡らさないよう、土台敷きの段階から保護・養生を徹底しています。加えて、長期優良住宅に対応しているため、各種税制優遇を受けられる点も大きなメリットです。
木の国工房の坪単価は60~75万円
木の国工房の坪単価は、60〜75万円が相場となっており、35坪の住宅を建てる場合の建築費用は、2,100〜2,625万円が目安です。他の主要なハウスメーカーの平均坪単価は、以下のとおりです。
| ハウスメーカー | 平均坪単価 |
|---|---|
| 三菱地所ホーム | 80〜200万円 |
| ダイワハウス | 45~165万円 |
| ミサワホーム | 60〜150万円 |
| パナソニックホームズ | 80~100万円 |
| セキスイハイム | 75〜100万円 |
| 日本ハウス | 60〜100万円 |
| 東宝ホーム | 70〜85万円 |
| アキュラホーム | 60〜90万円 |
| ユニバーサルホーム | 50〜95万円 |
| 秀光ビルド | 60〜80万円 |
| クレバリーホーム | 60〜80万円 |
| 木の国工房 | 60〜75万円 |
| ヤマト住建 | 45〜75万円 |
| ファイブイズホーム | 35〜60万円 |
※実際の価格とは異なる場合があります。
上記のとおり、木の国工房の価格帯はミドルクラスの中でも比較的手の届きやすい水準にあります。
なお、住宅金融支援機構の公表データによると、注文住宅における建築費用や住宅面積、融資額、世帯年収などの全国平均は以下のとおりです。
- 建築費用:3,932.1万円
- 住宅面積:118.5㎡(約35.8坪)
- 融資金:3,080.3万円
- 世帯年収:652.5万円
※注文住宅融資利用者の場合
住宅金融支援機構の調査によると、フラット35利用者の平均坪単価は約109.8万円です。
これと木の国工房の坪単価を比較すると、約30万円以上の差があり、比較的手の届きやすい価格帯といえます。
また、木の国工房の住まいは単に安いわけではありません。木の国工房の住まいは単に価格が抑えられているだけでなく、100%天然無垢材など自然素材を使用し、住む人の健康や快適さを重視した“健康住宅”として提供されています。
ここからは、木の国工房ならではの特徴や強みを詳しく見ていきましょう。
白壁に無垢材が映える、上品で開放的な室内デザイン
木の国工房では、薬剤を使用せず、天然無垢材100%の自然素材を用いた家づくりを行っているのが特徴です。
骨組みだけでなく、内装の仕上げにも自然素材を採用しており、桧・杉・米松などの木材が室内に心地よい空気感と温もりをもたらします。白壁と無垢材の組み合わせは、素材本来の美しさや風合いをより引き立て、柔らかな雰囲気を演出します。
また、アーチ壁による優しい印象づくりや半2階にワークスペースの設置、シューズクロークの設置、チーク材のヘリンボーン床やエコカラットを取り入れた高級感のあるデザインなど、さまざまなスタイルに対応可能です。
木の国工房なら、上品さと開放感のある室内空間など、住む人の理想に沿った内装デザインを形にすることができます。
収納計画や視線設計まで考え抜かれた機能的な設計
木の国工房の特徴の一つが、収納計画や視線設計まで考え抜かれた機能的な設計が行われていることです。
例えば、玄関にシューズクロークやコート掛けを設けることで靴やアウトドア用品をまとめて収納できたり、帰ってきてすぐにコートを収納でき、生活感を抑えたスッキリとした空間を維持できます。
また、窓から浴室の坪庭が見えるように設計することで、外の景色を楽しみながらリラックスできる空間を演出するなど、視線設計にも配慮した家づくりが可能です。
自然素材の家でありながら耐震性と断熱性に優れる
木の国工房の家は、自然素材をふんだんに使いながら、耐震性・断熱性にも優れている点が特徴です。
木の国工房の家では、以下の2つの断熱工法を提供しています。
- 外張り断熱工法:屋根・壁・基礎を硬質ウレタンフォームで外側から包み込み家全体を断熱する
- 充填断熱工法:天井や壁、基礎にセルロースファイバーや硬質ウレタンフォームを充填する工法
例えば、セルロースファイバーは熱伝導率が低く(熱抵抗が高く)、優れた断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かい、年間を通して心地よい住空間が実現可能です。吸放湿性や防音性にも優れているので、結露やカビの発生を抑え、静かで快適な室内環境を保つことができます。
また、木の国工房の家は耐震等級3(最高等級)に対応しています。
これは、耐震等級1(震度6強〜7程度で倒壊しないレベル)と比較して、1.5倍の強度を持つことを示しています。自然素材の心地よさに加え、地震にも強い住まいづくりができるため、長く安心して暮らすことが可能です。
| 支店名 | 施工エリア |
|---|---|
| 木の国工房 |
|
木の国工房の『良い口コミ・評判』
木の国工房の口コミや評判を確認することで、特徴や他社との違いをより具体的に把握できます。
木の国工房で実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。
- 傾向①:対応が良かったとの声が多い
- 傾向②:満足しているという声が多い
- 傾向③:断熱性が高く冬でもあったかいという声が多い
それぞれの内容について説明します。
傾向①対応が良かったとの声が多い
野田に住宅展示場があったころ、木の国工房さんで外張断熱で家を建てました。営業担当の方、現場監督の方、どなたも誠実な対応でした。一年目の冬の乾燥がすごかったですが、2年目からはとても快適です。夏も過ごしやすいです。初めて家を建てたので、できあがってからこうすれば良かったというのはありますが、木の国さんにはとても満足していますよ^^
引用元:マンションコミュニティ
木の国工房で外張断熱の家を建てた方の口コミです。営業担当や現場監督の対応が誠実で、安心して家づくりを進められたとのことです。最初の冬は乾燥が気になったものの、2年目以降は快適に過ごせ、夏も涼しく過ごせると評価しています。このように、対応や家の性能に満足している声は多くあります。
傾向②満足しているという声が多い
木の国工房で建てて10年位たちますが、とっても満足しています。
周りからもとっても褒められて、木の国さんにして良かったなぁっと心から思っています。
担当の営業さんも現場監督さんも話しやすくて、信頼出来ました。
引用元:マンションコミュニティ
木の国工房の良い口コミとして、建物や価格、対応など総合的に満足しているという声も多く見られます。
営業担当や現場監督の対応が誠実で安心して家づくりを進められる、1年を通して快適に過ごせる、はじめての家づくりでも満足できたなどの評価が挙げられます。
このように、住まいの性能とサービス面で高く評価されている点が特徴です。
傾向③断熱性が高く冬でもあったかいという声が多い
基本に忠実です。メンテもしっかり。営業、営繕も良いです。断熱は良いですね、外が5,6度でも室内は12から16度くらいあり、寒くありません。建物は頑丈ですし、こちらの希望も取り入れてくれますがオプションになりますね。建物はしっかりしていますが、惜しみなくはデザインがちょっと。ご自分の理想のデザインを雑誌や他のメーカーの事例を研究してぶつけてみてください。正直な工務店です。
引用元:マンションコミュニティ
木の国工房では、外張り断熱工法や充填断熱工法を採用することで、高い断熱性能を実現し、年間を通して快適な室内環境を保つことができます。
実際の口コミでも、断熱性能の高さを評価する声が多く見られます。セルロースファイバーや硬質ウレタンフォームを使用しているため、入居後も夏は涼しく冬は暖かい、心地よい住まいが実現可能です。
木の国工房の『悪い口コミ・評判』
木の国工房の悪い口コミや評判をチェックすることで、デメリットや注意点を事前に把握可能です。
木の国工房で実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。
- 傾向①:設計が悪い・価格が高いといった意見もある
- 傾向②:言っていることとやることに隔たりがある企業という意見もある
- 傾向③:一流メーカーに比べてはっきりしないという意見もある
それぞれの内容について説明します。
傾向①設計が悪い・価格が高いといった意見もある
まず大工の仕事はなかなか良い 現場監督はレベルが低い 営業は良い方
コーデネーターはもっと仕事しろ 設計は最悪だから要注意 木材は土台や柱などは最高だけど壁材など隠れる材料はカビだらけ 値段は高め アフターサービスは最悪
引用元:マンションコミュニティ
このように、設計や現場監督への不満、価格が高いという意見も見られます。たとえば、木の国工房の坪単価は60〜75万円が相場となっています。
ミドルクラスの住宅としては比較的手頃ですが、ローコストのハウスメーカーと比べると高めの価格帯です。また、気になる点や不満がある場合は、早めに担当者や事務所に相談することをおすすめします。
傾向②言っていることとやることに隔たりがある企業という意見もある
言っていることとやることに隔たりがある企業。看板に偽りがあるため、要注意と考えたほうがいい。もっとも私も何回も家を建てたわけではないので一流メーカーのレベルを知りませんが、むしろ地域密着型の大工さんに頼んだほうがよかったかなと いまさら反省しています。
引用元:マンションコミュニティ
上記のような口コミもありました。具体的にどの場面で「言っていることとやっていることが違う」と感じたのかは明確ではありませんが、対応面や施工過程に対して不安を抱いた人がいたことは事実として把握しておく必要があります。ハウスメーカーを選ぶ際は、良い口コミだけでなく、こうした懸念点も踏まえた上で判断することが重要です。
傾向③一流メーカーに比べてはっきりしないという意見もある
工期のコミットが、一流メーカに比べてはっきりしない部分に不満ではありますが、それ以外は今のところ不満はないですよ。
引用元:マンションコミュニティ
このような意見も見られます。木の国工房に限ったことではありませんが、比較的規模の小さいハウスメーカーや工務店は、大手と比べて担当者の人数やサポート体制、工事管理の進め方などが異なるケースがあります。
そのため、契約前に「打ち合わせはどのくらいの頻度か」「工事中の確認は誰が行うのか」など、進め方の違いを把握しておくことが大切です。
注文住宅で後悔する3つの原因と対策
注文住宅で後悔してしまう主な原因として「理想を詰め込みすぎて予算オーバーになること」「疑問点をそのままにしてしまうこと」「他社との比較検討が不十分なこと」の3つが挙げられます。
マイホームは1度建てたら簡単にはやり直せない、大きな買い物です。だからこそ、事前に後悔の原因を知り、納得しながら進めていくことが大切です。あらかじめ、よくある原因と対策を知ることは、満足度の高い家づくりにつながります。
ここでは、注文住宅で後悔する3つの原因と対策について見ていきましょう。
理想の詰め込みすぎによる大幅な予算オーバー
注文住宅は自由度が高いため、つい理想を盛り込みすぎてしまいがちです。
その結果、想定以上に費用がかさみ、大幅な予算オーバーにつながるケースも少なくありません。例えば、キッチンや浴室などの設備を高グレードにしたり、造作家具や収納を増やしたり、外観デザインにこだわるうちに、当初想定していた金額を大きく超えてしまう可能性があります。
また、外構工事費や家具・家電といった付帯費用は本体価格に含まれないため、後から費用が膨らみやすい点にも注意が必要です。対策としては、まず「優先順位を明確にする」ことが大事です。
家族が重視することを話し合い、絶対に譲れないポイントと、妥協できるポイントをリスト化すると判断に迷いにくくなります。さらに、建物本体価格だけでなく、外構や諸費用を含めた「総予算」を基準に資金計画を立てることもポイントです。
理想に近づけることは注文住宅の大きな魅力ですが、限られた予算の中でメリハリをつけながら、後悔のない住まいづくりを目指しましょう。
質問を遠慮したことで希望通りにならなかった
注文住宅で後悔する原因の一つに、質問を遠慮したことで希望通りにならなかったケースがあります。
注文住宅の打ち合わせでは、気になる点があっても「相手はプロだから」「こんなこと聞いていいのかな」と気になる点を確認せずに進めてしまうことは少なくありません。
しかし、遠慮して質問を控えてしまうと、完成後に自分のイメージと異なる仕上がりになる可能性があるため注意が必要です。ハウスメーカーや工務店の担当者は、丁寧にヒアリングを行いますが、施主の細かい意図や好みまで完全に理解できるわけではありません。
細かなニュアンスや使い勝手の希望は、言葉にしてはじめて伝わるものです。そのため、疑問や不安はその場ごとに確認し、小さなことでも遠慮せずに伝えることが大切です。
また、説明が不十分だったり、対応に不安を感じる場合は、担当者の変更を相談することも一つの方法です。納得できるまで話し合うことが、後悔のない家づくりにつながります。
比較検討を怠り、価格や仕様の差に後から気づいた
注文住宅では、気に入ったハウスメーカーや工務店が見つかると、そのまま契約を進めてしまいがちです。
しかし、比較検討を十分に行わないと、あとから価格や仕様の差に気づき、後悔することがあるため注意が必要です。同じ間取りや設備でも、ハウスメーカーや工務店によって見積もり額や仕様内容は大きく異なる場合があります。
そのため、複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、仕様や価格の違いをしっかり確認することが重要です。比較する際に便利なのが、上場企業のリビン・テクノロジーズが提供する「家づくりプラン」です。
「家づくりプラン」を利用すれば、無料で複数のハウスメーカーや工務店に資金計画や間取りプランの作成依頼を出せるため、効率的に比較できます。複数のハウスメーカーや工務店を比較することで、より条件のあった会社に家づくりを依頼でき、満足度の高いマイホームを手に入れる可能性も高まります。
この記事の編集者
メタ住宅展示場 編集部
メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)




