キューブ型の家のデメリットとは?後悔しないための間取りと対策

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キューブ型の家のデメリットとは?後悔しないための間取りと対策

シンプルで洗練されたデザインが人気のキューブ型の家は、その一方でデメリットも存在し、対策を知らずに建てると後悔につながる可能性があります。
特に雨漏りのリスクや外壁の劣化、夏場の暑さなどが主な懸念点として挙げられます。
しかし、これらのデメリットは設計や建材選び、間取りの工夫によって解消することが可能です。

この記事では、キューブ型の家のメリット・デメリットを詳しく解説し、後悔しないための具体的な対策と快適な空間を実現する間取りのポイントを紹介します。

もくじ

この記事でわかること

  • キューブ型の家に潜む雨漏りや外壁劣化などの主なデメリット
  • 後悔しないために知っておくべき具体的な対策
  • デザイン性と快適性を両立させるおしゃれな間取りのポイント
  • 建築にかかる費用相場

キューブ型の家が人気を集める理由とは?

キューブ型の家が人気を集める最大の理由は、そのシンプルかつモダンでおしゃれなデザインにあります。
凹凸のないすっきりとしたフォルムは都会的な印象を与え、ガルバリウム鋼板や塗り壁など、外壁材によって個性を表現できるのも魅力です。
また、シンプルな形状は建築コストを抑えやすく、耐震性を確保しやすいといった機能的なメリットも持ち合わせています。

限られた土地を有効活用し、スタイリッシュな住まいを実現したいと考える層から特に高い支持を得ています。

キューブ型の家に住む5つのメリット

キューブ型の家には、デザイン性の高さ以外にも多くのメリットがあります。
建築コストを抑えやすい経済的な側面に加え、構造的な強さや空間効率の良さなど、住宅としての基本性能に関わる利点も少なくありません。
ここでは、キューブ型の家が持つ5つの具体的なメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

これらの特徴を理解することで、キューブ型の家がなぜ多くの人に選ばれているのかが分かります。

メリット1:洗練されたおしゃれな外観デザイン

キューブ型の家の最大のメリットは、シンプルで洗練されたおしゃれな外観デザインです。
装飾を削ぎ落としたミニマルなフォルムは、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
ガルバリウム鋼板を使えばシャープで都会的に、塗り壁や木目調のサイディングを選べば温かみのあるナチュラルな雰囲気にと、外壁材の選択次第で多様な表情を演出できます。

流行に左右されにくい普遍的なデザインは、長年にわたって飽きがこない点も大きな魅力と言えるでしょう。

メリット2:凹凸が少なく建築コストを抑えやすい

凹凸の少ないキューブ型の家は、建築コストを抑えやすいというメリットがあります。
複雑な形状の家と比較して外壁の面積が小さくなるため、使用する建材の量や施工の手間を削減できます。
また、シンプルな形状は足場の設置も容易で、工期の短縮にもつながります。

これにより、材料費と人件費の両面でコストダウンが可能です。
多くのハウスメーカーが規格住宅として展開しており、比較的安い価格帯から選択できる点も魅力です。

メリット3:シンプルな構造で高い耐震性を実現できる

キューブ型の家は、正方形や長方形を組み合わせたシンプルな構造のため、地震の揺れに対して強いというメリットがあります。
地震の力は建物の角や複雑な接合部に集中しやすいですが、キューブ型は揺れのエネルギーを建物全体でバランス良く受け止め、分散させることが可能です。

構造計算がしやすい点も、安定した耐震性能を確保する上で有利に働きます。
これから新築する家において、安心・安全な暮らしを実現するための重要な要素となります。

メリット4:デッドスペースが生まれにくく空間を有効活用できる

キューブ型の家は、室内にデッドスペースが生まれにくいという利点があります。
建物の形状がシンプルなため、部屋も四角く整形しやすく、壁や天井の凹凸が少なくなります。
これにより、家具の配置がしやすく、空間を無駄なく使うことが可能です。

特に都市部の限られた敷地面積で家を建てる場合、床面積を最大限に活用できる間取りを実現しやすいのは大きなメリットです。
収納スペースの確保もしやすく、すっきりとした暮らしにつながります。

メリット5:気密性や断熱性を高めやすい形状

シンプルな形状のキューブ型の戸建ては、住宅の性能において重要な気密性や断熱性を高めやすいというメリットがあります。
建物の表面積が小さいほど、外気と接する面が少なくなり、室内の熱が逃げにくくなります。
また、凹凸が少ないことで施工箇所がシンプルになり、断熱材の充填や気密処理を正確に行いやすくなります。

これにより、隙間風の侵入を防ぎ、冷暖房の効率を高めることが可能となり、一年を通して快適で省エネな暮らしを実現しやすくなります。

後悔につながる?キューブ型の家の主なデメリット

多くのメリットがある一方で、キューブ型の家には特有のデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解せず建ててしまうと、住み始めてから「こんなはずではなかった」と後悔する原因になりかねません。

特に、雨漏りのリスクや外壁の劣化、温熱環境の問題などは、キューブ型の家のデメリットとしてよく挙げられます。
ここでは、そうした後悔を避けるために知っておくべき、キューブ型の家の主なデメリットについて詳しく解説します。

デメリット1:軒がなく雨漏りのリスクが高まる

キューブ型の家の最大のデメリットは、雨漏りのリスクが高いことです。
一般的な住宅にある軒には、外壁や窓を雨から守る役割がありますが、キューブ型の家にはこの軒がない場合がほとんどです。

そのため、外壁が直接雨にさらされ、窓のサッシ周りや外壁の接合部などから雨水が浸入しやすくなります。
また、平らな陸屋根は水はけが悪く、防水層が劣化すると雨漏りに直結する危険性があります。
フラット屋根のメリットやデメリットについては「フラット屋根のメリットやデメリット」で詳しく紹介しています。

デメリット2:外壁が雨風や紫外線で劣化しやすい

軒がないことは、外壁の劣化を早める原因にもなります。
軒は日差しを遮る役割も果たしますが、キューブ型の家では外壁が直接紫外線や雨風にさらされ続けます。

これにより、外壁材の色褪せやひび割れ、塗装の剥がれといった劣化が進行しやすくなるのです。
特に、外壁材のつなぎ目に使われるシーリング材は紫外線に弱く、劣化するとそこから雨水が浸入するリスクも高まるため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

デメリット3:夏は暑く、冬は寒くなりやすい

キューブ型の家は、温熱環境においてデメリットが生じやすい形状です。
屋根がフラットな陸屋根の場合、一般的な三角屋根にある屋根裏空間が存在しません。
そのため、夏は太陽の熱が直接屋根から室内に伝わり、最上階が非常に暑くなることがあります。

逆に冬は、デザイン性を重視して大きな窓を設けると、窓から冷気が伝わりやすくなります。
断熱性能を十分に確保しないと、冷暖房効率が悪く、光熱費がかさむ原因にもなります。

デメリット4:間取りの工夫をしないと単調な空間になる

シンプルな箱型の形状は、間取りを工夫しないと内外ともに単調な印象になりがちです。
外観も内装も凹凸が少ないため、のっぺりとした面白みのない空間に見えてしまう可能性があります。
特に、規格化されたキューブ型の家の間取りでは、廊下が多くなったり、収納スペースが不足したりすることも考えられます。

デザイン性を高め、快適に暮らすためには、吹き抜けやスキップフロアを取り入れるなど、空間に変化を持たせる間取りの工夫が重要です。

デメリットを解消!キューブ型の家で後悔しないための対策

キューブ型の家が持つデメリットは、設計段階で適切な対策を講じることで十分に解消できます。
雨漏りや外壁の劣化、温熱環境といった課題を克服し、後悔しない家づくりを実現するためには、原因を理解した上で具体的な方法を知ることが重要です。

ここでは、キューブ型の家のデメリットを解消し、デザイン性と快適性を両立させるための具体的な対策について、項目別に詳しく解説していきます。
家づくりのプランについては「家づくりプラン」で詳しく紹介しています。

【雨漏り対策】陸屋根(フラット屋根)の防水加工と勾配が重要

キューブ型の家の雨漏りを防ぐには、屋根の設計と施工が最も重要です。
完全に平らな陸屋根ではなく、水が溜まらないように1/100〜1/50程度のわずかな勾配をつけることが基本です。

屋根の防水方法にはFRP防水やシート防水、ウレタン防水など複数の種類があり、それぞれ耐久性やコストが異なります。
実績が豊富で信頼できる施工会社を選び、建物の条件に適した防水加工を施すことが、雨漏りのリスクを大幅に減らすことにつながります。
陸屋根のモデルハウスについては「陸屋根のモデルハウス一覧」で詳しく紹介しています。

【外壁の劣化対策】汚れに強く高耐久な外壁材を選ぶ

外壁の劣化対策としては、耐久性の高い外壁材を選ぶことが有効です。
雨で汚れが流れ落ちるセルフクリーニング機能を持つサイディングや、錆に強く耐久性に優れたガルバリウム鋼板などがおすすめです。また、外壁材のつなぎ目に使われるシーリング材も、耐候性の高いものを選ぶことで、ひび割れや剥がれのリスクを軽減できます。
初期費用は高くなる場合がありますが、長期的に見ればメンテナンスコストを抑えることにつながります。

【暑さ・寒さ対策】断熱材や窓の性能にこだわる

夏の暑さや冬の寒さを解消するためには、断熱性能を高めることが不可欠です。
特に熱の影響を受けやすい屋根や外壁には、高性能な断熱材を隙間なく施工することが重要になります。
外壁の外側に断熱材を施工する「外張り断熱」は、より高い断熱効果が期待できます。

また、窓には断熱性の高い樹脂サッシや、夏の強い日差しと冬の冷気を遮断するLow-E複層ガラスなどを採用することで、一年を通して快適な室温を保ちやすくなります。

【プライバシー対策】窓の配置や中庭で開放感とプライバシーを両立

キューブ型の家は都市部の住宅密集地に建てられることも多く、プライバシーの確保が課題となります。
隣家からの視線を避けるため、窓は高い位置や低い位置に設置したり、スリット状の窓を採用したりする工夫が有効です。
また、建物の中心に中庭を設ける間取りも効果的な対策の一つです。

中庭に面して大きな窓を設ければ、外部からの視線を気にすることなく、室内に光と風を取り込み、開放感のあるプライベートな空間を実現できます。

おしゃれで快適な空間を作る間取りのポイント

キューブ型の家のシンプルな構造は、間取りの工夫次第で非常におしゃれで機能的な空間になります。
単調な印象を避け、住みやすさを向上させるためには、光の取り入れ方や空間のつなげ方にポイントがあります。
ここでは、キューブ型の家の魅力を最大限に引き出し、快適な居住空間を実現するための間取りのアイデアを紹介します。

これらのポイントを押さえることで、デザイン性と実用性を兼ね備えた理想の住まいが完成します。

吹き抜けや天窓で採光と開放感を確保する

単調になりがちなキューブ型の家の内部空間に、変化と開放感をもたらすのが吹き抜けです。
リビングなどに吹き抜けを設けることで、縦方向への広がりが生まれ、実際の床面積以上の開放感を演出できます。
また、隣家が近い場合でも、吹き抜け上部の高窓や天窓から安定した光を取り込むことが可能です。
これにより、プライバシーを守りながら、家の奥まで明るい光が届く間取りを実現できます。
吹き抜けのあるモデルハウスについては「吹き抜けのモデルハウス一覧」で詳しく紹介しています。

中庭(ライトコート)を設けてプライバシーを守りつつ光を取り込む

住宅密集地でキューブ型の家を建てる場合、中庭(ライトコート)を設ける間取りが非常に有効です。
建物の内側にプライベートな屋外空間を作ることで、道路や隣家からの視線を気にすることなく、大きな窓を設置できます。
中庭に面した各部屋にたっぷりの光と風を届けられるため、家全体が明るく開放的な雰囲気になります。

子供の遊び場やアウトドアリビングとしても活用でき、暮らしの質を高める間取りの工夫です。

スキップフロアで縦の空間を有効活用する

スキップフロアは、床の高さを半階ずつずらしながら連続させる間取りの手法です。
壁で空間を区切るのではなく、床の段差で緩やかにエリアを分けるため、家全体に一体感と視覚的な広がりが生まれます。

キューブ型のシンプルな箱の中で縦の空間を有効活用できるため、収納スペースを確保したり、書斎などの多目的なスペースを生み出したりすることが可能です。
空間にリズムと変化が生まれ、単調さを解消するのに役立ちます。

生活動線を意識したシンプルな間取りを心がける

デザイン性だけでなく、日々の暮らしやすさも間取りの重要なポイントです。
キッチンから洗面所、物干しスペースへと続く家事動線や、帰宅してからリビングでくつろぐまでの生活動線をシンプルにまとめることで、無駄な動きが減り、ストレスのない生活が送れます。
玄関から直接パントリーやキッチンへ行ける間取りや、室内をぐるりと回遊できる動線を取り入れるなど、家族のライフスタイルに合わせた効率的な計画を心がけましょう。

キューブ型の家の費用相場は?坪単価の目安を紹介

キューブ型の家の建築費用は、規格住宅か注文住宅かによって大きく異なります。
一般的に、シンプルな形状のためコストを抑えやすいとされていますが、採用する建材や設備のグレード、設計のこだわりによって価格は変動します。

ここでは、キューブ型の家を建てる際の費用相場について、規格住宅と注文住宅のそれぞれのケースに分けて、坪単価の目安を紹介します。
予算計画を立てる際の参考にしてください。

規格住宅で建てる場合の価格帯

規格住宅は、あらかじめ決められた仕様や間取りから選ぶタイプの住宅で、コストを抑えやすいのが特徴です。
ZERO-CUBEに代表されるキューブ型の規格住宅は、本体価格が1,000万円台から提供されている商品もあり、比較的安い価格で建てることが可能です。
ただし、表示されている本体価格には、屋外給排水工事や地盤改良工事などの付帯工事費や諸費用が含まれていない場合がほとんどです。
最終的な総額は、オプションなども含めてしっかりと確認する必要があります。

注文住宅で建てる場合の坪単価

注文住宅でキューブ型の家を建てる場合の坪単価は、一般的に50万円〜90万円程度が目安となります。
ただし、この価格はあくまで目安であり、依頼するハウスメーカーや工務店、設計事務所によって大きく異なります。
また、外壁材にガルバリウム鋼板やタイルを選んだり、断熱材や窓の性能にこだわったりすると価格は上がります。

デザインや性能の自由度が高い分、どこにコストをかけるかメリハリをつけた計画が重要です。

複数の建築会社から「キューブ型の家」の家づくりプランを取り寄せよう

理想のキューブ型の家を実現するためには、1社だけでなく複数の建築会社からプランを取り寄せ、比較検討することが非常に重要です。
ハウスメーカーや工務店によって、デザインの得意分野、標準仕様の性能、そして価格帯は大きく異なります。
複数の提案を比較することで、各社の特徴が明確になり、自身の希望に最も合ったパートナーを見つけやすくなります。

また、相見積もりを取ることで、適正な価格を把握し、コストを最適化することも可能です。
メタ住宅展示場のモデルハウスについては「すべてのモデルハウス一覧」で詳しく紹介しています。

キューブ型の家に関するよくある質問

ここでは、キューブ型の家を検討している方からよく寄せられる質問について回答します。
デザイン性に惹かれる一方で、性能やメンテナンスに関する不安を感じる方も少なくありません。
これらの疑問点を解消し、安心して家づくりを進めるための一助としてください。

キューブ型の家はなぜ「ダメ」「やめとけ」と言われることがあるのですか?

軒がなく雨漏りリスクや外壁劣化が懸念されるためです。
陸屋根の防水処理が不十分だと雨漏りに直結し、外壁が直接雨風に晒されるため、劣化が進みやすいというデメリットがあります。
しかし、適切な防水施工や高耐久な外壁材の採用といった対策を講じることで、これらの後悔につながるリスクは十分に回避できます。

キューブ型の家の代表的な商品(ZERO-CUBEなど)はありますか?

代表的な商品として「ZERO-CUBE」や「casacube」などが挙げられます。
これらはデザイン性とコストパフォーマンスを両立させた規格住宅として人気があります。
このほかにも、多くのハウスメーカーや工務店が、それぞれ独自の工夫を凝らしたキューブ型のデザイン住宅を商品として展開しており、選択肢は豊富です。

キューブ型の家のメンテナンスで特に気をつける点は何ですか?

屋根の防水メンテナンスと、外壁およびシーリングの定期的な点検が特に重要です。
陸屋根の防水層トップコートは、約5年ごとのメンテナンスが推奨されており、種類によっては3〜5年、フッ素系トップコートでも最大で12年が耐用年数の目安とされています。定期的に状態を確認し、必要に応じて補修を行いましょう。
また、軒がないため、外壁のひび割れやシーリングの劣化が雨漏りに直結しやすいため、定期的に状態を確認し、必要に応じて補修を行います。

まとめ

キューブ型の家は、洗練されたデザインやコスト面でのメリットがある一方で、雨漏りのリスクや外壁の劣化といったデメリットも存在します。
しかし、これらのデメリットは、屋根の防水対策や高耐久な外壁材の選定、断熱性能の向上など、設計と施工の工夫によって十分に克服することが可能です。
また、吹き抜けや中庭を取り入れた間取りにすることで、単調さをなくし、快適で開放的な空間を実現できます。

後悔しないためには、メリット・デメリットの両方を深く理解し、信頼できる建築会社と共に計画を進めることが重要です。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。

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