RC造は鉄筋コンクリート造の略称で、鉄筋とコンクリートを組み合わせた堅牢な構造体として知られています。
近年では戸建て住宅においてもRC造を選択する方が増えており、その優れた性能と独特の質感が注目を集めています。この記事では、RC造の基本的な仕組みから具体的なメリット・デメリット、そして信頼できるハウスメーカー選定のポイントまで詳しく解説します。
RC造の基本的な仕組み
RC造は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた建築の方法です。
鉄筋は棒状の鋼材として引っ張られる力に対して優れた抵抗力を持ちますが、圧縮される力には座屈しやすいという弱点があります。一方でコンクリートは、セメントと砂、砂利、水を混ぜ合わせた材料で、圧縮される力には非常に強い抵抗を示しますが、引っ張られる力に対しては脆く割れやすいという特性を持っています。
この2つの材料を組み合わせることで、地震や台風などの外力に対して優れた耐性を発揮する構造体が完成します。施工の際は、まず鉄筋を設計図通りに組み立て、その周囲に型枠を設置してコンクリートを流し込みます。コンクリートが硬化することで鉄筋と一体化し、強固な構造体が形成されます。
鉄筋の等級で変わる強さと帯筋ピッチの基本
RC造の構造性能は、使用される鉄筋の種類や配置方法によって大きく変化します。鉄筋には日本工業規格(JIS)によって定められた強度等級があり、それぞれの等級は降伏強度という数値で表されます。
鉄筋等級 | 降伏強度 | 主な用途 |
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SD295 | 295N/mm²以上 | 住宅建築で最も一般的 (一般的な住宅) |
SD345 | 345N/mm²以上 | 住宅建築で一般的 (より高い強度が必要な場合) |
SD390 | 390N/mm²以上 | 高層建築物 大規模構造物 |
鉄筋の強度は、数字が大きいほど高い強度を持ちます。住宅建築で最も一般的に使用されるのは、SD295とSD345という等級の鉄筋です。さらに高強度なSD390では、主に高層建築物や大規模構造物で採用されます。標準的な施工では、帯筋の径・間隔は設計・規準で部位ごとに異なり、柱端部で100mm以下、その他で150mm以下程度が求められるケースが一般的です。
構造・工法の違いで計画の自由度が変わる
RC造には大きく分けて3つの構造・工法があり、それぞれに特徴的な長所と制約があります。建築計画や敷地条件、求める性能によって最適な構法を選択することが重要です。
構法名 | 特徴 |
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ラーメン構造 | 柱と梁で骨組みを構成する構法で、接合部を剛接合とすることで地震などの水平力に抵抗します。 【長所】
【制約】
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壁式構造 | 耐力壁と床スラブで箱型の構造を形成する構法です。柱や大きな梁を設けずに、壁と床が一体となって荷重を支えます。 【長所】
【制約】
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PCa工法(プレキャストコンクリート工法) | 工場であらかじめ製造した部材を現場で組み立てる構法です。壁パネルや梁、床などを工場で高品質に製造し、現場ではクレーンで吊り上げて組み立てます。 【長所】
【制約】
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選択の際は、まず優先順位を明確にすることが重要です。
間取りの自由度を最優先するなら開口部を大きく取れるラーメン構造、コストパフォーマンスと耐震性のバランスを重視するなら壁式構造、工期短縮と品質の安定性を求めるならPCa工法というように、それぞれに明確な強みがあります。また、将来のライフスタイルの変化も考慮する必要があります。
子供の成長や家族構成の変化に応じてリフォームを想定している場合は構造の柔軟性が重要になりますし、逆に長期間同じ間取りで生活する予定なら、初期コストを抑えながら高性能を実現できる構法を選ぶ方が合理的です。予算、工期、間取りの自由度、将来の可変性など、複数の要素を総合的に検討し、ハウスメーカーを比較しながら最適な構法を選定することで、満足度の高いRC造住宅を実現できるでしょう。
RC造で得られる4つのメリット
RC造住宅には、木造や鉄骨造では実現が難しい独自の優位性が数多く存在します。
- ①鉄筋×コンクリートの複合で強度と靭性を両立
- ②主要構造が不燃で延焼に強い
- ③質量が大きく壁の遮音に有利
- ④耐久性が高く寿命が長い
構造的な堅牢性はもちろんのこと、日常生活における快適性や長期的な資産価値の維持など、様々な面でメリットを発揮します。
①鉄筋×コンクリートの複合で強度と靭性を両立
RC造の最も優れた特性は、構造強度と靭性を高いレベルで両立していることです。
鉄筋が引っ張りの力を、コンクリートが押される力を受け持つことで、地震や台風に対する高い耐性を発揮します。RCの荷重の伝え方は構法で異なり、ラーメン構造では柱・梁の骨組で水平力に抵抗し、壁式構造では壁や床などの面で荷重を受け持ち力を広く分散します。設計に応じて骨組と面を適切に組み合わせることで、局所的な破壊を起こしにくい安定した構造を実現できます。
さらに重要なのは、RC造が持つ延性破壊という性質です。万が一、設計荷重を超える力が加わった場合でも、鉄筋が伸びながら建物の形状を保持し、急激な崩壊を防ぎます。この特性により、大地震が発生した際も建物が完全に倒壊するリスクを大幅に低減でき、人命の安全性を高めることができます。
実際の地震被害調査でも、RC造建物の被害が他の構造に比べて少ないという報告が多数あり、その優れた耐震性能は実証されています。
②主要構造が不燃で延焼に強い
RC造は火災に対する安全性においても優れた性能を発揮します。
柱、梁、壁などの主要構造部がコンクリートという不燃材料で構成されているため、火災が発生しても構造体自体が燃えることはありません。
隣家からの延焼を防ぐ効果も高く、都市部の住宅密集地において特に大きな安心感をもたらします。建築基準法上の耐火建築物としての要求性能も満たしやすく、2時間耐火などの高い耐火等級を実現することも可能です。これにより、火災保険料の面でも有利な条件を得られる場合があります。
ただし、コンクリート内部の鉄筋は高温に弱いため、適切なかぶり厚(鉄筋を覆うコンクリートの厚さ)を確保することが重要です。適切に設計・施工されたRC造建物であれば、火災時でも構造の健全性を長時間維持でき、避難時間の確保や消防活動の安全性向上に貢献します。
③質量が大きく壁の遮音に有利
RC造の重厚な構造は、優れた遮音性能をもたらします。
コンクリートの壁や床は質量が大きく密度が高いため、音の伝播を効果的に遮断します。特に空気伝播音と呼ばれる話し声、テレビの音、車の走行音などに対して高い遮音効果を発揮します。
交通量の多い道路沿いや騒音の多い環境でも、厚いコンクリート壁が外部の音を遮り、静かな室内環境を実現できます。また、気密性も高いため、隙間からの音漏れが少なく、プライバシーの確保にも優れています。ピアノ演奏やホームシアターなど、音を楽しむ趣味を持つ方にとって、RC造は理想的な選択肢となります。
ただし、床衝撃音については硬い構造ゆえに振動が伝わりやすい面もあるため、二重床構造や防振材の使用など、適切な対策を講じることが推奨されます。それでも総合的に見れば、RC造は他の構造に比べて格段に優れた防音性能を持っています。
④耐久性が高く寿命が長い
RC造建物の大きな魅力の一つは、その優れた耐久性と長い寿命です。
国税庁が定める法定耐用年数において、鉄筋コンクリート造住宅は47年とされており、木造住宅の22年と比較して約2倍の年数が設定されています。この長い耐用年数は、適切な維持管理を行えばさらに延ばすことが可能で、実際に100年以上使用されている事例も国内外に存在します。
長期的な資産価値の維持という観点からも、RC造は優れた選択肢といえます。RC造の耐久性が高い理由の一つは、主要構造材が腐朽やシロアリの被害を受けないことです。コンクリートと鉄筋という無機材料で構成されているため、木造のように湿気による腐朽やシロアリによる食害の心配がありません。構造体の劣化が緩やかで、長期間にわたって構造性能を維持できます。
もう一つの重要な特性は、RC造の高い剛性による変形の少なさです。建物の剛性が高いため、地震や強風による揺れやたわみが小さく抑えられます。これにより、建物の動きが少なく、居住時の体感的な安定性が高くなります。
地震後の建付け不良(ドアや窓の開閉不具合)も起きにくく、内装仕上げ材のひび割れなども発生しにくいため、長期間快適な居住環境を維持できます。メンテナンスコストの観点からも、構造体の安定性は大きなメリットとなります。
RC造のデメリット
RC造住宅は多くの優れた特性を持つ一方で、計画段階から把握しておくべき課題や注意点も存在します。
これらのデメリットは、事前に理解し適切な対策を講じることで軽減できるものが多く、決して克服不可能な問題ではありません。しかし、予算計画や維持管理の観点から、これらの特性を十分に理解した上で構造選択を行うことが重要です。
①結露・熱橋による資産価値と快適性の低下
RC造住宅において最も注意すべき問題の一つが結露対策です。コンクリートは熱を伝えやすい性質を持つため、適切な断熱対策を施さないと、室内外の温度差により壁面に結露が発生しやすくなります。特に冬季には、室内の暖かく湿った空気が冷たいコンクリート壁面に触れることで水滴となって現れます。
この結露を放置すると、カビの繁殖を招き、さらにカビを餌とするダニの発生にもつながります。結果として、アレルギーなどの健康被害や、不快な臭いによる居住環境の悪化を引き起こす可能性があります。結露問題の根本的な原因は、RC造の高い気密性と不適切な断熱・換気にあります。
昔の木造住宅のように自然な隙間風による換気が期待できないため、計画的な換気システムの導入が不可欠です。現代では、内断熱工法や外断熱工法など、様々な断熱技術が発展しており、適切に施工されたRC造住宅であれば、むしろ木造よりも優れた断熱性能を実現することも可能です。
しかし、窓周りや構造体の接合部など、熱橋となりやすい部分には特別な注意が必要で、局所的な断熱補強を行うことが重要です。結露対策が不十分な場合、建物の資産価値にも影響を及ぼします。カビによる汚損や内装材の劣化は、将来的な売却時の評価を下げる要因となり、修繕費用も増大します。
②他の構造よりもコストが増えやすく納期が長くなりやすい
RC造住宅の建築には、他の構造と比較して高額な費用と長い工期が必要となります。
一般的にRC造の坪単価は100万円から120万円程度とされ、木造住宅の50万円から70万円と比較すると、約1.5倍から2倍のコストがかかります。この価格差の主な要因は、材料費の高さと施工の複雑さにあります。鉄筋、型枠、生コンクリートといった材料は木材や軽量鉄骨と比べて高価であり、また現場での配筋作業、型枠組立、コンクリート打設といった工程は熟練した技術と多くの労働力を必要とします。
工期についても、木造住宅が着工から3~4カ月で完成するのに対し、RC造では6カ月以上かかることが一般的です。各階ごとに鉄筋組立、型枠設置、コンクリート打設、養生期間を繰り返す必要があり、特にコンクリートの養生には一定の期間が必要不可欠です。
さらに、RC造建物は重量が大きいため、軟弱地盤では地盤改良工事が必要となるケースが多くなります。杭打ちや地盤改良には数十万円から百万円単位の追加費用が発生することもあり、総工費を押し上げる要因となります。
ただし、長期的な視点で考えると、RC造の高い耐久性により建て替えサイクルが延び、生涯コストでは有利になる可能性もあります。初期投資は大きいものの、長期的な資産価値の維持という観点から判断することが重要です。
③耐久性と防水性の維持には適切なメンテナンスが必須
RC造建物は確かに堅牢な構造を持っていますが、その性能を長期間維持するためには、定期的かつ適切なメンテナンスが不可欠です。
一般的にRC造建物は適切な維持管理により100年以上の使用が可能とされていますが、メンテナンスを怠れば早期に劣化が進行します。コンクリート自体は水を通しにくいイメージがありますが、実際には微細な空隙を持つ多孔質材料であり、完全な防水性はありません。
時間の経過とともにひび割れが生じることもあり、そこから水分が浸入すると内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートの剥離や構造性能の低下を引き起こします。特に注意が必要なのは、屋上やバルコニーなどの水平面です。これらの部分は直接雨水にさらされ、紫外線による劣化も受けやすいため、防水層の定期的な点検と更新が必要です。
一般的に10年から15年ごとに防水層の再施工が推奨されています。外壁についても、塗装仕上げの場合は10年程度で塗膜が劣化するため、ひび割れの補修と再塗装が必要となります。打ち放しコンクリート仕上げの場合でも、撥水剤や保護塗料の塗布により、コンクリート表面を保護する必要があります。
これらの定期的なメンテナンスには相応の費用がかかりますが、適切に実施することで建物の寿命を大幅に延ばすことができます。逆に、メンテナンスを怠れば、木造建築と同様に早期の劣化や雨漏りなどの問題が発生する可能性があります。RC造を選択する際は、初期建築費用だけでなく、長期的な維持管理費用も含めたライフサイクルコストを考慮し、計画的な維持管理体制を整えることが重要です。
RC造の注文住宅に対応するハウスメーカーとその特徴
RC造(鉄筋コンクリート造)の注文住宅は、その優れた耐震性、耐火性、耐久性から、災害大国と呼ばれる日本において大きな注目を集めています。
しかし、RC造を専門的に扱うハウスメーカーは木造メーカーと比較して限られており、各社それぞれに独自の技術と特徴を持っています。ここでは、RC造住宅で実績のある代表的な3社について、その技術的特徴や強み、施工実績を詳しくご紹介します。それぞれのメーカーが採用する工法や品質管理体制、保証内容を理解することで、より確実な家づくりのパートナー選びが可能になります。
大成建設ハウジング
大手ゼネコン「大成建設」グループの一員として、1969年から鉄筋コンクリート住宅「パルコン」の販売を開始した大成建設ハウジングは、RC造住宅のパイオニア的存在のハウスメーカーです。
なかでも、PCa(プレキャスト)工法を採用した「パルコン」は、工場で製造された高品質なコンクリートパネル「パルコン板」の採用した戸建て住宅です。
パルコン板は1000℃の火に2時間以上耐える耐火性能を持ち、瞬間最大風速60m/秒の暴風にも壁1枚で耐える強度を誇ります。
地震に対しても壁式構造により面全体で力を分散させる仕組みで、建物の変形や揺れを最小限に抑制します。
また、床積載荷重は500kg/㎡まで設計可能で、積雪5mを超える豪雪地帯でも安全性を確保できるほか、屋上庭園などの重量物にも対応可能です。音響面でも優れた性能を発揮し、14cmのパルコン板はALC板75mm約9枚分に相当する遮音性能を実現しています。最高4階建てまでの建築に対応し、60㎡の大空間設計も可能なため、広々としたリビングでのホームパーティーやミニコンサートなど、多様なライフスタイルに対応します。
商品ラインナップも「パルコン・絶強」をはじめとした戸建注文住宅から、賃貸併用住宅、店舗併用住宅まで幅広く展開。邸別設計により、敷地条件や家族構成に応じた最適なプランニングを提供しています。
百年住宅
百年住宅は、WPC(Wall Precast Concrete:壁式プレキャスト鉄筋コンクリート)工法のスペシャリストとして、「地震に無傷の住まい」をコンセプトに掲げるハウスメーカーです。
同社の最大の特徴は、厳格な品質管理体制のもと工場で一貫生産されるPCパネルと、その組み立て精度の高さにあります。
工場生産されるPCパネルは、適正な水分量と充分な養生期間をクリアした高品質なコンクリートで製造され、その強度は現場打ちコンクリートの2倍、ALCの10倍という圧倒的な数値を誇ります。
さらに、1㎠あたり300kgの力で加圧した高密度なパネルは、コンクリートと鉄筋が強力に付着し一体化。この強固なPCパネルを、頑強なPC基礎の上にボルトで緊結することで、箱型の壁式構造を形成します。
2階建ての場合、建て方開始から完了まで3~4日という短工期を実現し、現場打ちコンクリートの約1/8~1/10の工期短縮を可能にしています。耐震性能においても優れた実績を持ち、阪神・淡路大震災では495棟すべてが窓ガラス一枚も割れず無傷という驚異的な記録を残しました。
これは、百年住宅の固有周期が0.16秒と非常に短く、大地震の地盤特有の周期(0.6秒~1.2秒)と同調しにくい構造によるもの。建物を倒壊させる共振現象と無縁な設計により、地震の揺れそのものを感じにくい構造を実現しています。
断熱・結露対策にも独自の工夫を凝らし、外壁全面に発泡ウレタンを吹き付けることで壁内結露を防止します。さらに地熱利用強化基礎との相乗効果により、年間を通じて快適な室内環境を維持します。基礎についても一般的な工法の1.5倍の幅、3倍の鉄筋量を採用し、通常のSWS試験に加えてボーリング調査も実施するなど、入念な地盤対応を行っています。最近では建築用3Dプリンタ技術との融合にも取り組み、構造躯体の組立工期を約4分の1に短縮する革新的な施工法の開発も進めています。
レスコハウス
レスコハウスは、1966年設立の老舗ハウスメーカーです。「災害レス・コンクリート住宅」というコンセプトのもと、WPC工法による高品質な鉄筋コンクリート住宅を提供しています。同社の強みは、自社工場で製造する高品質なPCパネルと、独自の品質管理システムにあります。
特筆すべきは、硬練りコンクリートと蒸気養生による高強度化技術です。工場内で温度管理された養生室での蒸気養生により、短期間で安定した強度発現を実現します。
これにより均一で高品質なコンクリートパネルの量産を可能にしています。耐用年数は180年を誇り、構造躯体の絶対的な自信から業界トップクラスの「心配レス60年保証プログラム」を2021年より開始。構造躯体について60年間の長期保証を実施し、35年間の無償点検制度も設けています。防災性能も突出しており、瞬間最大風速60m/秒の暴風でも揺れ幅はわずか0.2cm、基礎梁の幅は220mmと鉄骨住宅の約1.3倍の頑強さを誇ります。2019年の台風15号・19号で甚大な被害を受けた千葉県において、レスコハウスの2,895棟すべてが無被害という実績もあります。
外壁は1000℃近い高温でも強度低下を起こさず、1.5m離れた隣家の火災でも雨樋以外はほとんど被害がないという優れた耐火性能を実証しています。
RC造の注文住宅で失敗しないハウスメーカーの選び方
RC造住宅の建築を成功させるためには、適切なハウスメーカーの選定が極めて重要です。
同じRC造であっても、ハウスメーカーによって採用する構法、使用する材料の仕様、施工技術のレベル、保証内容などが大きく異なるためです。例えば、あるメーカーは壁式構造を標準仕様としており、耐震性は高いものの間取りの自由度に制約がある場合があります。一方、別のメーカーはラーメン構造を得意とし、開放的な空間設計を実現できる反面、コストが高くなる傾向があるかもしれません。
また、使用する鉄筋の強度等級や帯筋ピッチの仕様、基礎の構造、断熱工法なども各社で異なります。
これらの違いは、建物の性能や居住性、将来的なメンテナンス性に直接影響を与えるため、自分たちの要望や優先順位に合致したメーカーを選ぶことが不可欠です。RC造を扱うハウスメーカーは木造専門メーカーと比べて数が限られており、地域によっては選択肢が少ない場合もあります。
そのため、効率的に情報収集を行い、複数社を比較検討することが重要となります。
RC造に強いハウスメーカー探しは「家づくりプラン」で解決
RC造住宅に対応できるハウスメーカーを効率的に見つける方法として、メタ住宅展示場が提供する「家づくりプラン」サービスの活用をおすすめします。
このサービスは、オンライン上で希望条件を入力するだけで、複数のハウスメーカーから間取りプランや概算見積もり、土地提案などを無料で取り寄せることができるシステムです。特にRC造のような特殊な構造に対応できるメーカーを探す場合、一社一社に問い合わせをして対応可否を確認する作業は非常に手間がかかります。
しかし、「家づくりプラン」を利用すれば、最初からRC造に対応可能なメーカーだけを絞り込んで比較検討することができます。サービスには大手ハウスメーカーから地域密着型の工務店まで幅広い建築会社が登録しており、RC造を得意とする専門企業も含まれています。利用方法も簡単で、Webサイト上で建築予定地、予算、希望する構造(RC造)などの基本情報を入力し、送信するだけです。
その後、条件に合致した複数のメーカーから提案資料が届くため、自宅にいながら効率的に比較検討を進めることができます。また、このサービスは情報収集の段階から気軽に利用でき、しつこい営業を受ける心配も少ないため、まずは情報を集めたいという方にも適しています。各社から届く提案内容を比較することで、RC造住宅の相場感や各社の特徴を把握でき、より良い判断材料を得ることができます。
RC造住宅は高額な投資となるため、複数社の提案を比較し、技術力、実績、保証内容、アフターサービスなどを総合的に評価して選定することが重要です。メタ住宅展示場の「家づくりプラン」を活用することで、効率的に理想のパートナーを見つけ、満足度の高いRC造住宅を実現することができるでしょう。
この記事の編集者
メタ住宅展示場 編集部
メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なくハウスメーカー・工務店を比較可能。あなたにヒッタリの家づくりプランの作成をお手伝いします。 注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 注文住宅でわからないこと、不安なことがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご活用ください。
運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)