「タマホーム」と「オープンハウス」で迷ったら?注文住宅の違いを比較

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「タマホーム」と「オープンハウス」で迷ったら?注文住宅の違いを比較

タマホームとオープンハウスは、比較検討されることの多いハウスメーカーですが、家づくりの考え方や事業モデルには明確な違いがあります。

価格帯が近く見えるケースもあるため、「どちらが自分に合っているのか分からない」と迷う方も少なくありません。しかし、その違いを整理せずに比較してしまうと、「思っていた家づくりと違った」「重視すべきポイントを見誤った」と後悔につながる可能性もあります。

この記事では、タマホームとオープンハウスの基本的な立ち位置や住宅の提供スタイルの違いを整理したうえで、それぞれどのような人に向いているのかを具体的に解説します。

価格や性能といった表面的な比較だけでなく、「どこに住みたいのか」「家づくりにどれだけ関わりたいのか」という視点から、自分たちに合った選択ができるようにしていきましょう。

「タマホーム」「オープンハウス」の立ち位置の違い

タマホームとオープンハウスは、住宅購入を検討する中でよく比較されるハウスメーカーです。ただし、家づくりの進め方や強み、住宅の提供スタイルにははっきりとした違いがあります。

ここでは、両社がどのような考え方で住宅を提供しているのかに注目しながら、それぞれの特徴や選ぶうえでの違いを分かりやすく整理していきます。

タマホーム:注文住宅をベースにしたローコスト戦略

タマホームは、全国展開しているハウスメーカーでありながら、木造の注文住宅を比較的手の届きやすい価格で提供しているのが特徴です。

こうした価格帯を実現できている背景には、施工体制や流通の仕組みを見直した独自の取り組みがあります。なかでも大きいのが、中間業者をできるだけ挟まない施工管理の体制です。


参考:タマホームが考えるかしこい家づくりの秘訣をお教えします|タマホーム株式会社公式Webサイト

一般的なハウスメーカーでは、メーカーと実際に工事を行う施工業者の間に現場管理会社が入ることが多く、その分の管理コストが発生します。

タマホームでは、各案件の施工を自社支店の工務チームが直接管理する仕組みを採用しており、中間マージンの削減だけでなく、情報伝達のロスや手戻りを防ぎ、工期短縮と業務効率化を実現しているのです。

さらに、国産木材の調達においては、生産者と直接つながる独自の流通システムを構築しています。


参考:タマホームが考えるかしこい家づくりの秘訣をお教えします|タマホーム株式会社公式Webサイト

森林組合や林業者、製材工場と直接連携することで、中間マージンを抑えつつ、高品質な国産木材を安定的に仕入れています。

年間の建築棟数をもとに使用量を事前共有することで、市場価格や時期に左右されにくい安定した仕入れを実現している点も特徴です。

住宅設備についても、キッチンやバス、トイレなどを専門メーカーから大量発注することでコストダウンを図っています。


参考:タマホームが考えるかしこい家づくりの秘訣をお教えします|タマホーム株式会社公式Webサイト

年間の供給数を前提にメーカーと価格交渉を行い、大量仕入れによるスケールメリットを最大限に活用しています。自社で製造設備や在庫を抱える必要がなく、商品開発コストも抑えられるため、高品質な設備を低価格で提供できる体制が整っているのです。

施工管理、木材流通、設備調達を自社主導で行うことで、タマホームは注文住宅でありながら価格を抑えた住宅提供を可能にしているハウスメーカーといえるでしょう。

オープンハウス:土地+建売が主軸

オープンハウスは、土地と建売の販売を主軸としている会社です。ハウスメーカーというより、不動産会社としての性格が強く、特に都市部における土地仕入れを本業としています。


参考:図解で紹介|株式会社オープンハウス・アーキテクト

オープンハウス・アーキテクトでは、戸建てやマンションの施工も行っており、自社で取得した土地に住宅を建て、土地と建物をセットで提供するスタイルが特徴です。

特に、次のような点に強みがあります。

  • 駅近や都心アクセスの良いエリアの土地を積極的に仕入れている
  • 狭小地や変形地など、一般的には扱いが難しい土地も住宅として成立させるノウハウがある
  • 土地と建物を一体で計画することで、都市部でも現実的な価格帯を実現しやすい

また、住宅は建売が中心のため、以下のような特徴もあります。

  • すでに完成している、または完成時期が明確な物件が多い
  • 契約から入居までの期間が短い
  • 早く住み始めたい人に向いている

建物の仕様や自由度よりも、「どこに住むか」「どれだけ早く住めるか」を重視する人にとって、オープンハウスの家づくりは現実的で選びやすい選択肢といえるでしょう。

タマホームとオープンハウスで迷ったときの比較ポイント

タマホームとオープンハウスは、住宅購入を検討する際に比較されやすいものの、事業モデルや家づくりの考え方は大きく異なります。

価格だけで判断すると違いが見えにくく、選択に迷う人も少なくありません。

ここでは価格や自由度、住宅性能、完成までのスピードなど、タマホームとオープンハウスで迷ったときに比較して選びたいポイントについて紹介します。

価格の違い

価格はタマホームとオープンハウスを比較するうえで、最も分かりにくく、かつ誤解が生まれやすいのが価格の違いです。

タマホームは注文住宅が前提となるため、建物価格と土地価格を分けて考えるのが基本になります。

建物本体価格は、規格化や大量仕入れによって抑えられており、注文住宅としては比較的低価格帯に位置します。ただし、土地の取得費用や外構工事、オプション追加によって総額は大きく変動します。

そのため、見積もり初期段階の金額だけで判断すると、想定より高く感じるケースもあるでしょう。

一方、オープンハウスは土地と建物をセットで販売するケースが大半で、提示される価格は完成形に近い総額です。都市部では土地価格の割合が非常に高くなるため、建物仕様がシンプルでも価格が高く見えることがあります。

しかし、駅距離や都心アクセスといった立地条件を含めて考えると、同条件で注文住宅を建てるより現実的な価格になる場合も少なくありません。

両社で比較する際は、価格の安さだけでなく、どこに住めるか、将来的な資産性をどう考えるかまで含めて比較したうえで判断することが重要です。

間取りや設備の自由度の高さ

間取りや設備の自由度は、両社の事業モデルの違いが現れます。

タマホームは決められたルールの中で、パズルを組み合わせるように自由に間取りを作るスタイルの住宅です。

家族構成や生活動線に合わせて部屋数を調整したり、収納を増やしたりすることができ、住む人の希望をある程度反映させることが可能です。また、設備についても標準仕様をベースに、必要に応じてグレードアップもできます。

一方で、オープンハウスは建売住宅が中心となるため、間取りや設備は原則として完成形が決まっているため、購入者が細かく変更できる余地はほとんどありません。

ただし、建売住宅の場合は、実際の建物を見てから判断できるメリットが挙げられます。図面上では分かりにくい広さや採光、生活動線を体感したうえで購入できるため、自由度よりも完成形の分かりやすさを重視する人には向いています。

標準仕様として備わる設備・グレード

標準仕様の考え方も、タマホームとオープンハウスでは方向性が異なります。タマホームはコストを抑えながらも、生活に必要な設備を標準仕様として一通り備えています。

キッチンやバス、トイレなどはLIXIL、EIDAI、タカラスタンダードなどの大手設備メーカー製が採用され、日常使用において不足を感じにくいことでしょう。

もちろん、自分で選んだメーカーの設備を導入することも可能ですが、オプションとなり、費用が積み重なりやすくなります。標準仕様でどこまで満足できるかを事前に住宅展示場などで確認することをおすすめします。

オープンハウスは建売住宅が中心のため、設備仕様は物件ごとにほぼ固定されています。高級仕様ではないものの、コストと耐久性、メンテナンス性を重視した実用的なグレードが選ばれています。

設備の選択肢がない代わりに、追加費用が発生しにくく、資金計画を立てやすい点はメリットです。設備の豪華さよりも、全体としてのバランスや価格の分かりやすさを重視する人に向いています。

断熱性・気密性など性能

断熱性や気密性といった住宅性能は、住み心地や光熱費に直結する重要な比較ポイントです。

タマホームとオープンハウスは、いずれも省エネ基準を満たした住宅を提供していますが、断熱性・気密性に注視すると、多少性能が異なります。

タマホームは、日本全国の省エネ地域区分に対応した商品ラインナップを用意しています。日本は気候条件に応じて1地域から8地域まで細かく区分されており、寒冷地と温暖地では求められる断熱性能が大きく異なります

タマホームでは、こうした地域区分ごとに適した断熱材や仕様を採用し、全国どこでも一定の快適性を確保できる住宅を提供しているのです。規格化された仕様でありながら、地域特性を考慮した設計がなされている点は、全国展開のハウスメーカーならではの強みといえるでしょう。

一方、オープンハウスの住宅は、標準仕様として断熱等級4を満たしています。これは国が定める省エネ基準をクリアしていることを示しており、日常生活において大きな支障が出る性能ではありません。

断熱材には高性能グラスウールが標準採用され、窓にはアルミと樹脂を組み合わせた高断熱窓とLow-E複層ガラスが用いられています。これにより、冬場の暖房効率や夏場の冷房効率が一定程度確保され、都市部の住宅としては実用的な性能水準にあるのです。

ただし、オープンハウスの住宅は都市部の狭小地や変形地を前提とした設計が多く、断熱性や気密性を極限まで追求するというよりも、限られた敷地条件の中で居住性や採光、動線を成立させることが優先される傾向があります。

そのため、高性能住宅を最優先に考える人にとっては、仕様内容の確認がより重要になります。

総合的に見ると、タマホームは地域区分に対応した安定した性能を全国で提供することを重視し、オープンハウスは標準仕様で省エネ基準を満たしつつ、立地や都市型住宅としての合理性を優先しているといえます。

どこまで性能を重視するか、そして立地とのバランスをどう考えるかが、両社の断熱性や気密性を比較する際のポイントとなります。

完成までの早さと検討にかけられる時間

完成までのスピードと検討期間も、選択を左右する重要なポイントです。

タマホームは注文住宅であるため、間取りや仕様の打ち合わせに時間を要するケースが多いですが、その分、検討の余地が大きく、家づくりの過程を重視したい人に向いています。

工事が着手してから5~6か月ほどで完成しますが、打ち合わせ時間の方が長い方も多く、1年以上時間を要する方もいます。

一方、オープンハウスは建売住宅が中心のため、契約から入居までが非常に早い点が特徴です。すでに完成している、または完成時期が明確な物件が多く、短期間で住み始めたい人には大きなメリットになります。

どちらに相談するかは、時間をかけて作り込むか、スピードと立地を優先するかによって変わってくるでしょう。

2社を比較したうえで、どちらがおすすめと言えるのか

タマホームとオープンハウスを選ぶうえで、どちらが優れているかではなく、自分たちの優先順位に合っているかが重要です。ここでは、よくある優先順位ごとに、どのような人にどちらがおすすめかについて紹介します。

間取りやデザインにこだわりたい人はタマホーム

間取りやデザインにこだわりたい人にはタマホームがおすすめです。タマホームは完全自由設計ではないものの、複数のプランや仕様から選択でき、生活動線や部屋配置をある程度調整できます。

家族構成や将来のライフスタイルを想定しながら、収納量や部屋数を決められる点は大きな魅力です。

建売住宅のように完成形が決まっていないため、自分たちの考えを反映しやすく、住まいへの納得感を得やすい傾向があります。家づくりの過程も重視したい人はタマホームが向いているでしょう。

立地やスピードを優先したい人はオープンハウス

立地や入居までのスピードを優先したい人にはオープンハウスがおすすめです。オープンハウスは都市部の土地仕入れに強みがあり、駅距離や利便性を重視した物件を選びやすい点が特徴です。

建売住宅が中心のため、完成済みまたは完成時期が明確な物件が多く、契約から入居までの期間が短くなります。

転勤や進学などで住み始める時期が決まっている場合でも計画を立てやすく、スピード感を重視する人に適した選択肢といえるでしょう。

住宅性能や仕様を重視したい人はタマホーム

住宅性能や仕様を重視したい人にはタマホームが向いています。タマホームは全国の省エネ地域区分に対応した商品ラインナップを用意しており、地域の気候条件に合わせた断熱仕様が採用されています。

施工管理や資材調達を自社主導で行う体制により、品質のばらつきを抑えている点も安心材料です。高性能住宅を強く打ち出すメーカーではありませんが、コストと性能のバランスを重視し、長期的に快適な住環境を求める人に適していると言えるでしょう。

建物選びにあまり時間をかけたくない人はオープンハウス

建物選びにあまり時間をかけたくない人にはオープンハウスがおすすめです。建売住宅が中心のため、間取りや設備を一から決める必要がなく、完成した住宅を見て判断できます。

仕様がほぼ固定されている分、追加費用が発生しにくく、資金計画を立てやすい点も特徴です。打ち合わせや検討に多くの時間を割けない人や、シンプルに決断したい人にとって、負担の少ない住宅選びができるでしょう。

長く住む前提で家づくりを考えたい人はタマホーム

長く住む前提で家づくりを考えたい人にはタマホームが適しています。注文住宅として間取りを調整できるため、将来的な家族構成や生活スタイルの変化を見据えた設計が可能です。

全国展開のハウスメーカーであることから、アフターサービスやメンテナンス体制が整っている点も安心材料になります。短期的な利便性よりも、長期的な住み心地や暮らしやすさを重視する人に向いた選択肢といえるでしょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 メタ住宅展示場 編集部

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