【注文住宅の基礎知識】ハウスメーカー・工務店・設計事務所、それぞれの特徴とは

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【注文住宅の基礎知識】ハウスメーカー・工務店・設計事務所、それぞれの特徴とは

注文住宅を建てる際の建築会社は、大きく以下の3つに分けられます。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設計事務所

それぞれに特徴はありますが、どの建築会社を選ぶのかは要望によって変わります。この記事ではそれぞれの特徴やメリットデメリット、やってはいけない建築会社選びについて解説します。

それぞれの特徴、メリットデメリットを紹介

ハウスメーカー、工務店、設計事務所の特徴とメリットデメリットについて紹介します。

ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーとは、テレビCMや新聞広告で全国的に宣伝している建築会社のことです。最近ではインスタグラムやフェイスブック、LINE広告などで見かけることも多くなりました。

地元の工務店以外で聞いたことのあるほとんどの建築会社はハウスメーカーだといってよいでしょう。街のハウジングセンターに展示場を構えているという点も大きな特徴です。

メリット

ハウスメーカーのメリットは、何といっても安心感です。

誰もが知っているハウスメーカーは、少しでも問題があるとすぐにニュースになります。そのため保証や設備の安定性には非常に力をいれています。

インターネット上によくある意見として、「ハウスメーカーの本体価格には広告代金が入っているから、無関係な人に営業するためのお金を払っている」というものがあります。

この意見は事実ですが、デメリットではありません。なぜなら、誰もが知っているハウスメーカーで建築することは、大きな安心感につながり、一種のステータスでもあるからです。

また、高気密・高断熱、大開放リビング、メンテフリー外壁など、各社の技術が集結した家に住むことができるのもハウスメーカーのメリットです。

デメリット

ハウスメーカーは、価格面で工務店、設計事務所と比べると高い傾向にあります。

メリットでも記載しましたがハウスメーカーの本体価格には広告費が含まれており、さらには標準設計から逸脱するような設計をした場合は、価格が大きく上乗せされることがあります。

そのため、自由設計がポイントの注文住宅とはいっても予算の制約を受けるため、結果的にそれほど自由度がない家づくりになる可能性があります。

工務店の特徴

ハウスメーカーと工務店の明確な違いはありませんが、一般的には全国展開しておらず地域密着で事業展開している建築会社のことをいいます。

ハウスメーカーは全国に数百店舗を構えるのに対し、工務店は地元に数店舗という規模なのが特徴です。そのため全国放送のテレビCMで見ることはあまりないですが、地方テレビや改札のモニターなどでよく目にします。

メリット

工務店は年間棟数がハウスメーカーより少ない分、担当1人あたりの接客時間が長くなります。そのため、より細かな打合せを行えるというメリットがあります。

また、ハウスメーカーのように規格品が多いわけではないので、自由度の高い設計ができる傾向にあります。価格帯も大手ハウスメーカーと比べると、一般的に10~20万円/坪ほど安くなる傾向にあり、バリューメリットも高いといえます。

デメリット

工務店は自社で職人を雇っていないケースもあり、その場合は協力業者に建築を依頼しています。そのため繁忙期には職人が少なくなり、工期が伸びてしまうおそれがあります。

ハウスメーカーよりも坪単価が安くなるというメリットがありますが、部材の仕入れや搬入などはハウスメーカーほどスムーズには行えず、職人が足りていても建築スピードは早くない傾向にあります。

また、職人の腕によって建築精度にバラつきがでてしまうというデメリットもあるので注意が必要です。

設計事務所の特徴

設計事務所はハウスメーカーや工務店から設計の仕事を請け負うことがありますが、自社建築しているケースもあります。

デザイン性に優れた注文住宅が特徴で、同じような家を建てたくないという趣向を持っている人にはおすすめです。

メリット

デザイン性が高く、自由度もハウスメーカーや工務店に比べて段違いに高いです。
そのため、通常建築ができないような狭い道に接している土地や形状がいびつな土地であっても建築できる可能性があります。

ほかに類似性のないデザインは、将来手放すことになっても、売買価格や賃料を高く設定しやすいです。このように、希少性やデザイン性にこだわった注文住宅を建築できるという点がメリットです。

デメリット

標準設計と呼ばれる設計の型がなく、すべての設計を一から行う必要があります。そのため、場合によってはハウスメーカーよりも総額が高くなります。

また、設計に重きを置いているため、トイレや洗面台、キッチンなどの設備は選択肢が限られる傾向にあります。

設計事務所が建てる家は、デザイン性を重視した注文住宅、ともいえます。

注文住宅を建てる際、どの建築会社に依頼している?

注文住宅を建築した人はどの建築会社に依頼しているのでしょうか。
失敗しない注文住宅を計画するためにも、選ばれる建築会社とその理由は把握しておきましょう。

株式会社AS IT ISが全国の注文住宅購入者を対象に調査した「注文住宅購入のあれこれ」をもとに紹介します。

70%以上の人が注文住宅のみを検討して建てている

注文住宅を検討した際には注文住宅だけを検討した人が70%を越えており、建売住宅や分譲マンションを並行で検討した人の割合は少ないようです。

注文住宅検討時の候補
住宅購入を検討した際の候補 割合(%)
注文住宅以外候補に入っていなかった 71.9
注文住宅・建売住宅が候補に入っていた 21.3
注文住宅・建売住宅・分譲マンションが候補に入っていた 5.0
注文住宅・分譲マンションが候補に入っていた 1.8

その理由としては自由に間取り設計ができるといった意見が多くあり、思い描いた家を作るために注文住宅を選択した人が多くいたということになります。

大手ハウスメーカーや工務店を選ぶ人が大多数

注文住宅の中でも、大手ハウスメーカーを選んだと回答した人が約44%、地元工務店と回答した人が約40%となっています。

選んだ建築会社の割合
選んだ建築会社 割合(%)
大手ハウスメーカー 43.9
地元の工務店 39.9
中堅ビルダー 8.8
設計事務所 4.7

80%以上の人がハウスメーカーもしくは地元の工務店を選んだという結果になっています。このことからネームバリューや保証について、一定以上の要望があることが伺えます。
なお中堅ビルダーは、定義が明確ではありませんが、工務店より大きくハウスメーカーより規模が小さい建築会社とイメージすればよいでしょう。

注意!やってはいけない建築会社選びとは?

ハウジングセンターで見学したり、CMを見たりしていると、どの家も同じように素晴らしく見えてしまいます。

うっかり勢いで決めてしまいそうですが、建築会社は慎重に選ぶ必要があります。ここでは、やってはいけない建築会社の選び方を解説します。

ネームバリューのみで判断する

よく聞く名前だから大丈夫、という考えで建築会社を決めると大きな失敗につながるおそれがあります。

ネームバリューがあるからといってその担当者が優れているかどうかは別問題であり、要望に応えてくれるプランを提案してくれるとは限りません。

また、ネームバリューのある建築会社は大手ハウスメーカーであることが多く、契約料や設計料という前金が発生するケースも稀にあります。支払ったあとに契約をキャンセルした場合、前金が戻ってこないこともあります。

そのため、ネームバリューではなく信頼できる担当者かどうかで決めるようにしましょう。

目先の値引きで判断する

建築会社の担当者がよく使う営業トークに、「今月までの特別価格」があります。

たしかに建築会社によっては、タイミング次第で100万円近く値引きしてくれる場合もあります。しかし、その勢いで生涯住むことになる家を決めてはいけません。

担当者が急ぐのは自分の営業成績を気にしているという理由がほとんどです。
「ほとんどこの会社に依頼することが決まっているけれど、安くなるなら早めに契約する」
こういったケースでない限りは営業トークに乗せられずしっかり考えるようにしましょう。

紹介や会社の推薦などで判断する!

意外と失敗が多いケースに、紹介や勤めている会社との関係性から選ぶというものがあります。

このケースは断りにくいという点がやっかいですが、よほど気に入った建築会社でない限りは必ずほかの建築会社も検討するようにしましょう。

比較検討しているからといって、担当者の対応が悪くなるということはありません。注文住宅では比較検討していない方のほうが珍しいからです。労力と時間がかかりますが、できるだけ多くの建築会社を検討しましょう。

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