ホームジムをつくって後悔?失敗事例といる人、おすすめ器具をトレーナーが解説

更新日:
ホームジムをつくって後悔?失敗事例といる人、おすすめ器具をトレーナーが解説

「新しい家にホームジムをつくりたいけど、失敗しないか不安」このように思っていませんか。この記事では、実際にホームジムをつくった経験を持つ現役ジムトレーナーが、ホームジムを検討している人に知ってほしい情報を紹介します。

ホームジムをつくったほうがよい人・つくらないほうがよい人おすすめの器具・費用相場についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

ホームジムをつくって後悔する事例

ホームジムをつくって後悔しないために、実際に後悔した事例を解説します。

ホームジムをつくって後悔した事例は以下のとおりです。

  • 使わなくなった
  • 筋トレ中の音がうるさい
  • お金をかけすぎた

使わなくなった

ホームジムをつくるには、どうしてもお金がかかります。ホームジムを使わなくなるとお金が無駄になるため、後悔します。

お金を無駄にしないためにも、まず自分に運動習慣があるか確認してください。運動習慣があると運動を継続する可能性が高く、ホームジムで長くトレーニングができます。

運動習慣がない方は、運動習慣を身につけてからホームジムについて考えましょう。

筋トレ中の音がうるさい

ホームジムで後悔するのがトレーニング中に発生する音です。

ホームジムでは、ウエイトトレーニングをする場合が多いでしょう。ウエイトトレーニングは重りを動かす運動であるため、どうしても音が出ます。特に、2階にホームジムをつくってしまうと1階に音が響くため、後悔する人がいます。

そのため、ホームジムは必ず1階につくりましょう。

お金をかけすぎた

ホームジムにお金をかけすぎて、後悔する人もいます。たとえば、新しく家を建てる際には、「高級なものをそろえたい」「多くの器具が欲しい」という気持ちにかられることがあります。

しかし、実際にホームジムでトレーニングをしてみると「最低限のものでよかった」と感じる人が少なくありません。必要な品質や器具数を把握して、無駄遣いせずに購入しましょう。

自宅にホームジムをつくったほうがよい人

自宅にホームジムをつくったほうがよい人は、以下のとおりです。

  • 習慣的にジムに通っている人
  • 在宅ワークが多い人
  • 家族がジムに通っている人
  • 運動をこれからしたいと思っている人
  • ジムが家の近くにない人

習慣的にジムに通っている人

習慣的にジムに通っている人は、ホームジムをつくると節約になります。たとえば、ジムの月会費を1万円としましょう。月1万円ですから、ジムに通うお金は年間で12万円です。

対して、ホームジムは品質にもよりますが、約25万円でつくれます。そのため月1万円の月会費を払っているなら、2年1カ月以上ホームジムを使うと元が取れます

ジムに通う交通費や時間なども考えると、習慣的にジム通いをしている人はホームジムをつくったほうがお金や時間の節約になるでしょう。

在宅ワークが多い人

在宅ワークが多い人も、ホームジムをつくったほうがよいです。

在宅ワークをすると通勤する際の歩数が減るため、どうしても運動不足になりがちです。会社で仕事をするときは1万歩以上歩いていても、在宅ワークのときは3,000歩も歩いていない場合が多いです。

運動不足が続くと、筋力低下や肥満につながります。しかし、ホームジムがあれば、自宅で簡単に筋トレができるため、在宅ワークが多い人の運動不足はホームジムがあると解消しやすいです。

また、自宅から出たくないと感じるときでもからだを動かせるのもメリットです。

家族がジムに通っている人

自分だけでなく家族がジムに通っている人にも、ホームジムはおすすめです。ジムに通っている家族が多いと、それだけ月会費がかかります。

しかし、ホームジムは人数が増えても費用はあまり変わりません。そのため、家族でジムに通っている人はホームジムをつくると出費が減る可能性が高いです。

また、子どもが大きくなりからだを鍛えたいと思ったときにもホームジムがあると対応できます。

運動をこれからしたいと思っている人

運動をこれからしたいと思っている人も、ホームジムがあるとよいでしょう。ジムには多くの人が通っているため、初心者は恥ずかしくて通えない場合があります。

しかし、ホームジムなら人目を気にせずにからだを鍛えられるため、運動初心者の人でも安心して運動を始められます。ただし、運動が習慣化できなかった場合、お金をかけてそろえた器具が無駄になります。いきなり本格的な器具をそろえるのではなく、まずはマットやダンベルなど1万円以内で器具をそろえてください

実際に1万円以内でそろえた器具で運動を習慣化できた場合に、徐々に器具を増やしていきましょう。

ジムが家の近くにない人

家からジムが遠い方はホームジムをつくるのがおすすめです。ジムが家の近くにないと、ジムに通う時間が長くなってしまいます。

最初は継続してジムに通えるかもしれませんが、徐々にジムに行くのが面倒になる可能性が高くジムに通わなくなるでしょう。また、交通費や時間を考えるとホームジムをつくったほうがよい場合も多いです。

自宅にホームジムをつくらないほうがよい人

自宅にホームジムをつくらないほうがよい人は、以下のとおりです。

  • 運動習慣がない人
  • 1部屋をホームジムにできない人

運動習慣がない人

運動習慣がない人は、ホームジムはつくらないほうがよいです。運動習慣がないと、ホームジムをつくってもトレーニングをしないおそれがあります。

ジムだと運動をしなくなったら、解約すればある程度お金が戻ってくるでしょう。しかし、ホームジムの場合、運動を辞めたからといって器具を購入したお金は戻ってきません

このように、運動習慣がない人はホームジムをつくると損する可能性が高いため、おすすめできません。

1部屋をホームジムにできない人

1部屋をホームジムにできない人にも、おすすめできません。からだを鍛えるのに十分な器具をそろえるには、どんなに狭くても6畳は必要です。

フリーウエイトだけでなくエアロバイクやランニングマシンも使って運動したい人は、8畳以上のスペースが必要です。また、音の問題を解決するために2階ではなく1階にホームジムがつくれるとよいでしょう。

※フリーウエイト
バーベルやダンベルなど自由に動かせる重量物のこと。固定されたマシンを使わずに、からだひとつで動かせる重量物を使って、全身をトレーニングするのが目的。

ホームジムにおすすめの器具と費用相場

ホームジムにかかる費用は、安く抑えて約25万円です。どの器具にどのくらいお金がかかるか、紹介します。

コンパネ


コンパネは、床を補強するために必要です。1枚5,000円程度で2枚必要であるため、費用は1万円かかります。

※コンパネ
平滑で丈夫な表面を持つ合板の一種。主に建築現場でコンクリートの型枠をつくるためや、ジムなどでトレーニング用のプラットフォームを製作するために使用される素材のこと。

ホームジムをする際に心配なのが、床が抜けないかどうかです。ウエイトトレーニングではかなりの重さが床にかかるため、床が壊れるリスクがあります。しかし、コンパネを使えばウエイトトレーニングをするときの床への負担が分散されます。

コンパネのサイズは、以下のようなものを準備しましょう。

  • 910mm×1,820mm
  • 最低9mm以上の厚さ
  • 2枚必要(パワーラックのサイズ)

床マット

コンパネのうえに床マットを敷きましょう。費用は1万5,000円程度です。

床マットは、床の傷を防ぎ器具を床に置くときの音を防ぐ効果があります。

パワーラック

パワーラック
パワーラック

パワーラックは、安全にウエイトトレーニングをするために必要です。特にベンチプレス・スクワット・デッドリフトといわれる筋トレ「BIG3」をするには、ないといけません費用は10万円程度です。

ホームジムのなかで最も費用がかかりますが、商品によっては安いものもあります。そのため、自分の予算に合わせて選んでください。

パワーラックを選ぶ際は、以下のサイズを必ず決めておきましょう。

  • 横:シャフト(握る部位)の長さで決める
  • 奥行:コンパネの大きさで決める
  • 高さ:部屋の高さで決める

シャフト・重りセット

シャフト
シャフト

シャフトは、スクワットやベンチプレスをする際に必要です。費用は6万5,000円程度です。

シャフトのサイズは以下の3つに分けられます。

  • 160㎝
  • 180㎝
  • 200㎝

大きさは、パワーラックの横のサイズと合わせてください。またシャフトの直径も種類によって変わるため、重りとシャフトをセットで購入するようにしましょう。

一般の方であれば、100kg程度の重りがあれば問題ありません。

ダンベル

ダンベル
ダンベル

ダンベルがあると、トレーニングの幅が広がります。費用は1万円程度です。ダンベルプレスやダンベルアームカールなど、さまざまなトレーニングができるようになります。

ダンベルには多くの種類がありますが、重さを変更できる可変式がおすすめです。重さが変更できないダンベルだと、多くのダンベルを購入しないといけません。

シャフトの重りを使用できるように、シャフトと直径サイズが同じ可変式ダンベルを購入しましょう。

ベンチ

ベンチ
ベンチ

ベンチがあると、ベンチプレスやワンハンドダンベルロウなどができます。費用は1万円程度です。

ベンチは大きく分けて以下の2種類あります。

  • フラットベンチ:背もたれが調整できない
  • インクラインベンチ:背もたれの調整ができる
フラットベンチとインクラインベンチ
フラットベンチとインクラインベンチ

おすすめのベンチの種類は、インクラインベンチです。インクラインベンチのほうがフラットベンチよりも、できるトレーニング種目が多いからです。

そのため、こだわりがなければインクラインベンチを購入しましょう。

その他

必須ではありませんが、あればトレーニングのメニューが増える器具があります。具体的には、以下の器具です。

トレーニングメニューが増える器具の一覧表
アイテム 用途 費用の目安
エアロバイク 有酸素運動ができるバイク。筋トレ後に行うと脂肪燃焼効果が大きい 3万5,000円
スライドボード 体幹や太腿・お尻などを効果的に鍛えられる。長時間行うと有酸素運動にもなる 1万円
ウォーターバック 水を負荷として体幹や下半身を鍛えられる 5,000円
フォームローラー 筋肉をほぐすのに使える 5,000円
ヨガマット クランチや腕立て伏せなどのときに使用する 3,000円
チューブ お尻や肩のインナーを鍛えられる 3,000円
バランスディスク 不安定な状況をつくりトレーニングすると、身体のインナーマッスルを鍛えられる 3,000円
ケトルベル 取っ手があり持ちやすいダンベル、全身を鍛えられるケトルベル・スイングができる(重りの変更ができないため、重さを変えるのにお金がかかるのがデメリット) 3,000円
アブローラー 腹筋を鍛えるのにおすすめの器具 2,000円
メディシンボール 腹筋のトレーニングをする際の負荷として使用できる。また、投げてトレーニングすることも可能(重りの変更ができないため、重さを変えるのにお金がかかるのがデメリット) 2,000円

自分の予算に合わせて購入しましょう。

東証グロース上場

リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場 証券コード:4445)が運営する住宅展示場です

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.

page
top